クルド軍がコバネの80%を奪還

2015.1.6


 alarabiya.netによれば、クルド人戦闘員はイスラム国からコバネ(Kobane)の治安・政府地区を奪還し、現在、街の80%を支配していると、人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」は言いました。

 クルド軍は日曜日の夜から激戦を戦った後にこの地域の支配をつかみました。米主導の同盟国は日曜日に、コバネ付近でイスラム国を狙い、8回の爆撃を行いました。

 日曜日、同盟国の空爆は、イスラム国の石油密輸を骨抜きにするために石油のパイプラインと集積所を狙いました。日曜日の朝以降、同盟国はジェット機と爆撃機はデリゾール(Deir-al-Zour)付近で14回の空襲を行いました。6回の空爆は石油の集積所5ヶ所とパイプライン、装甲車両、出荷コンテナを含みました。


 記事は一部を紹介しました。

 イスラム国がコバネを占領できないことは、もはや説明を要しません。イスラム国は損害を無視して、最後まで攻撃を続け、全滅するかも知れません。彼らはここでは撤退を認めない可能性があります。

 それよりも、石油密輸を防ぐための空爆が継続中であることに注目しましょう。内容から見て、一気に関連施設を破壊することを狙っているように見えます。支配地域からの税収だけになると、彼らの勢いはかなり殺がれるはずです。金の切れ目が縁の切れ目で、離脱する兵士が続出する可能性があります。

 このように、敵の戦力を殺ぐには、戦闘力の源泉である兵士や兵器、補給物資を攻撃し、破壊するだけでなく、資金源を断つことも重要です。イスラム国の場合、石油による収入が大きいと考えられるので、出荷を停止する措置が必要なのです。

 シリア政府は自分たちのインフラが破壊されているわけですから、不安を感じていることでしょう。

 


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