イスタンブールの歴史的地区で自爆攻撃

2015.1.7


 alarabiya.netによれば、トルコの首都イスタンブールで、女性の自爆犯が警察署で爆薬を爆発させ、警察官1人が死亡、もう1人を負傷させました。

 女性はスルタンアメフト地区(Sultanahmet)の警察署へ行き、爆薬を爆発させる前に、警察に英語で財布をなくしたと言ったと、バシプ・セイン知事(Vasip Sahin)は言いました。

 アフメト・ダウトオール首相(Prime Minister Ahmet Davutoglu)は、いまは爆弾犯が特定のグループとつながりがあるかは不明ですが、最も広範囲の調査を命じたと言いました。

 イスタンブールの警察署への攻撃はこれで2度目です。木曜日、警察は男が首相のオフィスの近くで手榴弾を投げ、発砲した後で取り押さえました。革命的人民解放党・戦線(The leftist Revolutionary People's Liberation Party-Front: DHKP-C)は木曜日の攻撃で犯行声明を出しました。社会主義国家を目指すDHKP-Cは、トルコ、アメリカ、欧州連合によりテロ組織とされています。

 自爆攻撃はトルコ政府が2012年にクルド労働党と30年来の内戦を終わらせるために和平会談を開いた時からは希でした。DHKP-Cは2013年に米大使館で警備員を殺した自爆攻撃を含めて散発的な攻撃を行いました。DHKP-Cは1970年代から活発になりました。セイン知事は警察はまだ女性の身元を調査中だと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 アルカイダに関係がある記事かと思って読みましたが、聞き慣れないグループが関与しているようです。DHKP-Cはたまにしか攻撃を行わないので、あまり目立たないようです。2013年には4回の事件を起こしましたが、昨年は何もしていませんでした。このような散発的攻撃で、どうやって社会主義国を建設するのかまったく理解できません。

 「革命的人民解放党・戦線」という名前ながら、トルコ政府により非合法化されているため、議会には議席を持たず、政治活動と武装闘争は別々に動いているようです。

 しかし、このグループがアルカイダやイスラム国などの支援を受けて動くようになると、それは大きな脅威になり得ます。トルコはヨーロッパとアジアの架け橋に位置する国であり、ここがテロ攻撃の場となることは避けたいものです。

 百万人を超えるシリア難民にテロ組織。トルコが抱える問題は日本の比ではありません。

 


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