シリア反政府派への武器提供は不足か
alarabiya.netによれば、アレッポ(Aleppo)南部のシリア軍とその同盟軍と戦うシリア反政府派は、金曜日に始まった政府の攻勢以来、新しい米国製対戦車ミサイルをアサド政権に反対する国から受け取ったと言いました。
ロイターが接触した自由シリア軍傘下の3グループはイラン人戦闘員とヒズボラが支援するシリア軍の攻撃が始まってから、新しい補給品が到着したと言いました。しかし、あるグループの当局者は到着したものの、補給品は攻勢の規模に対して十分ではないと言いました。彼らは問題のデリケートさから身元を特定されることを拒否しました。
「僅かな数は目的を達しません。彼らは多数を必要としています」と当局者の一人は言いました。アサド政権に反対する国に支援される反政府グループの多くはトルコ経由で武器を受け取ります。それはアメリカが支援するプログラムの一環で、一部ではCIAによる軍事訓練を含みます。
人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」の理事、ラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdulrahman)は、反政府派は金曜日以降、アレッポ付近で軍の車両少なくとも11台を対戦車ミサイルで攻撃したと言いました。
alarabiya.netによれば、トルコのアフメト・ダウトオール首相(Prime Minister Ahmet Davutoglu)は月曜日、金曜日にシリア国境に近いトルコ空域で撃墜された無人偵察機はロシア製だったと言いましたが、ロシア政府はロシアの所有物ではないとトルコに言いました。
ダウトオール首相はトルコのテレビ局「AHaber」とのインタビューで「撃墜された無人機はロシア製でしたが、ロシアはそれはロシアが所有していないと我々に言いました」と述べました。
米当局者は米政府が無人機はロシアを起源にしていると考えていると言いました。無人機がシリア政府所属で、その最大の供給元はロシアであること、あるいはクルド人のPYD民兵、その他の組織のものであるかもしれないと言いました。
記事は一部を紹介しました。
小銃などの小火器類は足りているようですので、対戦車ミサイルのようなハイテクで、戦車などの重火器を破壊できるミサイルを提供することになるのでしょう。アメリカがサウジアラビアなどに提供し、そこから渡されるようです。数が不足しているとは、以前から反政府派が言いがちなことなので、実際にそうなのかは分かりません。それよりも地上戦の状況を知りたいと思っています。
無人機はやはりロシア製でした。これをロシアとシリアどちらが運用していたかは分かりませんが、この付近で、反政府派の動きを調べていたのでしょう。これが偵察だけでなく、反政府派の指揮官を狙った攻撃が行われるようになる心配もありそうです。
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