ロシアが正当化のためにラッカ付近も空爆

2015.10.3


 alarabiya.netによれば、ロシアの空爆でイスラム国戦闘員少なくとも12人が死亡したと人権団体は言いました。

 ロシア国防省はラッカ州(Raqqa)で木曜日に空爆を行ったことを確認し、ロシアのSu-34がラッカ市の東方70kmのマーダン・ジャディド村(Maadan Jadid)近くのイスラム国の訓練キャンプとラッカ市南西のカスラット・ファラジ(Kasrat Faraj)の偽装された指揮所を爆撃したと言いました。人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は空爆が少なくとも12人を殺したと言いました。「昨夜、ラッカ市と近くのタブカ軍用空港(the Tabqa military airport)の近くでロシアの空爆があり、イスラム国戦党員12人を殺したと、ラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は金曜日に言いました。彼らの死体は州内の病院に運ばれました。

 ロシア国防省は金曜日、シリアのイスラム国が支配する12ヶ所に18回の出撃を行ったと言いました。声明は、ロシアの空襲はアレッポ州のダレット・イーザ(Daret Ezza)のイスラム国が支配する指揮所と通信センター、イドリブ州(Idlib)のマーレット・アル・ヌーマン(Maaret al-Numan)とハビート(Habeet)の掩蔽壕と武器庫を破壊したと言いました。空襲はハマ州(Hama)のカファ・ゼイタ(Kafr Zeita)の指揮所も攻撃しました。

 人権団体によれば、これらの地域はイスラム国ではなく、大半はアルカイダ系のアル・ヌスラ戦線(Al-Nusra Front)が支配しています。

 シリア軍筋によれば、ロシアの金曜日の空襲は8月5日にイスラム国が占領したホムス州(Homs)の古代キリスト教の町も狙いました。


 記事は一部を紹介しました。

 イスラム国の拠点、ラッカを数ヶ所空爆し、あとはシリア西部のアル・ヌスラ戦線を空爆し、自らの目的を達成する発想は流石です。あとは批判されても「我々の情報ではそこはイスラム国の拠点だ」ととぼければよいのです。ロシアは計算済みで、確信的にやっているのです。

 こういう戦時の発想の国を相手に、日本は「小走り」や「おもてなし」て対しようというのですから、無理がありすぎます。

 


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