イラク軍がラマディに向けて前進を開始
alarabiya.netによれば、金曜日にイラク軍はラマディ(Ramadi・kmzファイルはこちら)からイスラム国を一掃するために3方向から前進を開始しましたが、警察と政府当局は進展は極めて遅いと言いました。
この発表はクルド軍がイラク北部のシンジャル(Sinjar・kmzファイルはこちら)でイスラム国に対する勝利を宣言した時に行われました。
いま、街への補給線を遮断する数ヶ月間の努力が効果を生み、イラク軍は今週、バグダッド(Baghdad)の西100kmにあるラマディへの攻勢を始めるために、かつてないほど適切な位置に配置されたようでした。5月にイスラム国の手に落ちた街は1年近くでイラク政府の最大の敗北で、国の北と西から武装勢力を素早く敗走させる希望を挫きました。イラクの3分の1をイスラム国が占領した昨年以来、2回近い崩壊を経験した後、街の奪還はイラク軍に大きな心理的後押しを与えます。ラマディ付近の警察と自治体当局者は連邦警察が南の地区に入ったもののイスラム国が道路と建物に仕掛けた爆発物を避けるために非常にゆっくりと動いていると言いました。ラマディの北部戦線付近の陸軍将校は軍がユーフラテス川に沿う、軍が数ヶ月で築いてきた回廊の最終部分を形成する幹線道路を2km前進を開始したと言いました。
これとは別にバグダッドから北部の油田の街、キルクーク(Kirkuk)へつながる道路が再開したと治安部隊と地元警察は言いましたが、前日に民兵が交通を遮断したタズ・カラマト(Tuz Khurmatu・kmzファイルはこちら)と周辺の暴力は続いています。この地域のクルド人とシーア派トルクメン人(Turkmen)の戦闘員は町と村から民兵を追い出してからイスラム国に対する居心地の悪い同盟状態にありますが、クルド人は北部に自治区を求めています。
記事は一部を紹介しました。
やっと始まりましたね、ラマディ奪還作戦が。もう忘れかけていた頃に。十分すぎるくらいの時間をかけて準備したので、作戦は成功するのだろうと思います。成功してもらわないと困るのですけど。半分呆れているので、コメントはここまでです。
余談ですが、昨日読んだ記事に、米軍高官がジハーディ・ジョンの死体を回収して99%本人だと確認したと書いてありました(記事はこちら)。しかし、その記事が参照した英文記事を確認すると、そんなことは書いていませんでした。公式な確認はできていないし、別のメンバーを殺した可能性もあるのです。訳者が勘違いしたようです。というか、昨夜の爆撃で殺した相手はイスラム国の拠点ラッカにいた訳ですから、どうやって死体を回収するのかという話になります。現地の抵抗グループが協力したとしても、ラッカから死体を運び出して、DNA鑑定をするには時間が足りないはずです。状況を知らない人が訳したのでしょうね。
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