プーチン大統領が空爆で自由シリア軍を援護?
alarabiya.netによれば、ロシアのウラジミール・プーチン大統領(President Vladimir Putin)はロシア空軍は自由シリア軍が特定した目標を攻撃していると言い、ロシア政府が穏健派を攻撃しているとの疑いに反証しました。
ロシアはシリアで本物のテロリストのグループと考えるものだけを目標とするよう注意していると言います。「我々はテロリストのグループの位置に関する信頼できる情報はどれも考慮する準備ができています。我々は自由シリア軍と共に活動もしています」とプーチン大統領はインターファックスとトルコの「Anadolu」紙にインタビューで答えました。このテキストはロシア政府からロイターへ渡されました。
「ロシア空軍は自由シリア軍が特定した目標のいくつかに空爆を実行しました。我々は自由シリア軍の指揮官が支配下にあると特定した地域を除外しました。この事実は我々が穏健な反政府派や民間人を爆撃していないことをもう一度証明します」。
プーチン大統領はトルコのG20会合の前に話をして、ロシアはシリア軍がロシアの支援を必要とする限り、シリアで航空作戦を続けるために必要なあらゆる財政的、技術的な手段を持っているとも言いました。彼はアサド大統領の政治的な未来を、シリア人の問題だとして、議論しないという長年の見解を繰り返しました。
G20のホスト国トルコについて、大統領はロシア政府とトルコ政府のシリア危機に関する相違は相互関係に打撃を与えてはならないと言いました。「シリア危機を解決する方法について2ヶ国が異なる見解を持っているのは本当です。しかし、重要なのは我々両者が地域の状況を安定させ、効果的にテロリズムと戦うことを支持することです」「これを考慮して、存在する相違は相互関係を妨げてはなりません」。
記事は一部を紹介しました。
G20を前に、プーチンが情報戦を仕掛けているということです。西欧の空爆に比べて十倍も多く民間人を殺しているのに、そうした問題は起きていないと言い張るのです。こういうロシアの偏執狂的態度は、彼らの高すぎる防衛意識が生んでいると考えます。防戦をするためには、なんでもやるのです。端から見ると、それは異常な言動にしか見えません。ロシアは自分をよく見せるために、西欧諸国で用いられている概念を利用します。「テロリズムとの戦い」という言葉を頻繁に使うのもその一つです。頭の悪いブッシュ大統領が考え出した言葉は、いまや世界中の独裁的国家が反政府派を弾圧するのに使っています。彼らは国連が使う概念も、自国の利益を達成するために使います。彼らの何が目的かを見極めず、言葉だけを見るのは大変に危険です。
このことはプーチンの来日を熱望する外務省に特に言いたいことです。
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