シリア北東部をクルド・アラブ合同軍が掃討
alarabiya.netによれば、シリア北東部でイスラム国と戦うクルド人とアラブ人の合同軍は約200の村から民兵を追い出したと、合同軍広報官が月曜日に言いました。
シリア民主軍(Syrian Democratic Forces)の公報、タラル・アリ・セロ(Talal Ali Sello)は記者会見で、10月30日から11月13日までの間に、イスラム国の支配地域1,362平方キロを掃討したと言いました。この地域には196カ所の町と村があり、その中にイスラム国の戦略的補給路沿いにあるアル・ホル(Al-Hol)があり、そこでセロがコメントを出しました。彼はこれらの勝利は昨年来のシリアでのイスラム国を攻撃目標とした米主導の同盟国の空爆で成し遂げられたと言いました。
シリア軍とクルド軍とで分断されるハサカ市(Hasakeh・kmzファイルはこちら)の南の攻勢で、木曜日にアル・ホルを占領する前に同盟軍がいくつかの村を占領しました。セロによれば、イスラム国民兵493人、シリア民主軍兵士33人、民間人4人が2週間の戦闘で死亡しました。他にシリア民主軍53人が負傷しました。同盟国は兵器と弾薬多数、イスラム国が使う数十台の車両を破壊しました。
シリア民主軍は強力なクルド人民防護隊(the Kurdish People's Protection Unit)とアラブ人とアッシリア人民兵を含む反政府グループとで10月中旬に結成されました。
記事は一部を紹介しました。
これでこの地域の情勢が確定とはいかないでしょうが、とりあえず、合同軍がイスラム国を追い出したということです。
目新しいのはクルド人とアラブ人、アッシリア人が合同軍を結成していたということです。イスラム国にとって、この地域は兵力を起きにくく、重要な補給線でもあるため、この地域で彼らが支配権を握るのは、イラクでの戦いにも大いに影響します。
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