ロシア機墜落の爆弾説は通信傍受が根拠
alarabiya.netによれば、アメリカとイギリスのスパイが入手した情報は、先週シナイ半島に墜落したロシア機に爆弾が積み込まれたかもしれないことを示すと、「The Times」が報じました。
同紙は情報源を示すことはなく、シリアとエジプトのイスラム国間の電子通信を明らかにする衛星を用いた米英の合同諜報作戦の後で明らかになった情報を報じました。「メッセージの口調と内容は、乗客か空港の地上職員によって爆弾が機上に持ち込まれたとアナリストに信じさせました」。
イギリスのデビッド・キャメロン首相(Prime Minister David Camero)の広報官は報道にコメントするのを辞退し、「我々は諜報に関することには詳細に触れません」といいました。
記事は一部を紹介しました。
米英のトップが爆弾説を口にしだしたのはなぜかと気になっていましたが、通信傍受による情報があったようです。これで一気にテロ攻撃説が強まりました。もちろん、通信内容の通りに爆弾の搬入が実行されていたかは分かりません。それは機体から爆薬の成分が出てくれば立証されることになります。
これで、ロシアの世論も変わるでしょう。これまで横柄な口を叩いていたラブロフ外務大臣の発言にも変化が出るかもしれません。
毎度ですが、エシュロンによる通信傍受は、事件が起きた後の調査委は役立ちますが、防止には間に合いません。通信すべては追跡できませんが、通信が行われたはずの場所に絞れば解析は短時間で完了します。
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