クルド軍がイラク北部でイスラム国攻勢を撃退
alarabiya.netによれば水曜日、イラクのクルド人部隊ペシュ・メルガ(Peshmerga)は北部ニナーワ州(Nineveh)でイスラム国の攻勢を撃退しました。
トルコ兵を収容する基地を含んだ狙われた地域の一つはイラク政府とトルコ政府の激しい論争の中心となりました。ペシュ・メルガは、ナワラン(Nawaran)、バシカ(Bashiqa)、タル・アスワド(Tal Aswad)、カザル(Khazr)、ザルディク(Zardik)でイスラム国による攻撃を撃退したと、クルディスタン地域安全保障会議(the Kurdistan Regional Security Council: KRSC)は言いました。「これはここ数ヵ月間での大きな損失に続く(イスラム国による)ペシュ・メルガの防衛線を突破するための試みでした」「モスル(Mosul)の北と東にあるバシカ、ナワラン、カザルを含むいくつかの戦線は今夜(イスラム国の)テロリストにより攻撃されました」と、ペシュ・メルガ担当省の事務局長ジャバル・ヤワル(Jabbar Yawar)は言いました。過激派は自動車爆弾と迫撃砲、ロケット砲を使い、その後にこれら戦線のすべてでペシュ・メルガの基地に対する攻撃を開始したと、ヤワルは言いました。事実上の地域の長、マスード・バルザニ(Massud Barzani)の息子、マーソア(Masrour)が率いるKRSCはイスラム国のメンバー70人以上が攻撃で死んだと主張しました。この主張は独自に確認できておらず、声明はペシュ・メルガの犠牲の兆しを提供しませんでした。
トルコ政府は前に、兵士4人が水曜日のイスラム国の砲撃で基地で負傷したと発表しました。バルザニの盟友であるトルコは今月始めに、トルコがモスル市内のイスラム国と戦う準備をする志願者を訓練する軍隊をバシカ地区に派遣しました。トルコ政府は派遣が定期的なローテーションだったと主張しましたが、イラク政府はそれは承認されておらず、主権の侵害だと言いました。この地域はしばらくの間ペシュ・メルガの支配下にありましたが、モスルが州都のニナワ州においてクルド人の自治地域の公式境界の外にあります。トルコは今週、基地から特定されていない派遣団を撤退させたと言いましたが、イラク政府は完全な撤退を要求して応えました。
記事は一部を紹介しました。
攻勢を撃退しただけでなく、ここ数ヶ月でイスラム国が大きな損失を被ったという話が気になります。この辺の戦況はあまり報じられていませんので、イスラム国が後退しているとは考えていませんでした。
攻撃方法は自動車爆弾、迫撃砲、ロケット砲と、従来通りで変わり映えしません。イスラム国は基本的にはローテクな敵です。なぜ、彼らにここまでやられるのかは疑問で、対応する軍の能力が低いからだとしか思えません。
イラク軍によるモスル奪還も準備は進んでいるのでしょうが、報じられないのでどうなっているかは不明です。すでにかなりの期間が経過しており、早く奪還して欲しいと思っています。
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