カイロ・レン役のドライバーは元海兵隊員
日曜日ですが更新します。私は今日、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観賞します。この作品で悪役カイロ・レン役を演じたアダム・ドライバー(Adam Driver)は元海兵隊員です。military.comに彼の経歴が乗っていたので、記事の冒頭部分を紹介します。
アダム・ドライバーは1983年11月19日に、弁護士助手のナンシー・ライト(Nancy Wright)と牧師のジョー・ドライバー(Joe Driver)との間に生まれました。彼はミシャウォーカ高校(Mishawaka)で舞台での演技を始め、2001年に卒業しました。2001年9月11日の攻撃の後、ドライバーは軍に入隊することについて、頻繁に起こる会話に巻き込まれるようになりました。彼の友人はそれについて語り、彼も海兵隊に入隊すべきかどうかについて、彼の父親と激しい口論をしました。対立したものの、種は播かれ、ドライバーは米海兵隊に入隊しました。まったく運動選手ではなかったし、仲間意識で入隊したものの、ドライバーは割と簡単に海兵隊の文化に適応しました。海兵隊は逸れなくして経験しなかった体制と感覚を提供しました。ドライバーは厳しく訓練を受け、彼の友人と派遣されることを楽しみにしました。若い海兵隊員には残念なことに、ドライバーは派遣の前にマウンテンバイクの事故で胸骨を痛めました。たとえ彼が問題ないことを誇示するだけの理由であっても、彼は以前よりも厳しく訓練することで衰えた状態を軽減しようとしました。しかし、戦場に出る機会のないまま2年の兵役の後、ドライバーは医療除隊しました。除隊はドライバーを落胆させましたが、それ以前に彼が生き残った事件は明晰と意欲を与えました。ある日訓練の間、彼と彼の分隊は白リン弾を含む野外演習を行いました。狙った標的に命中する代わりに、一発の白リン弾が野外の男たちのほとんど真上で爆発しました。白い雲が降下するのを見た時、ドライバーは即座に2つのことに意識を集中しました。彼は逃げ出して、俳優になることを望みました。
『スターウォーズ』は私にとっても特別な映画です。中学生の頃だったと思いますが、宇宙船が飛ぶ映像をどう作ったのか、まったく分からなかったのです。宇宙船の模型にライトを当てたら背景の星空にも光が当たるのに、画面中の宇宙空間は真っ黒で星もあったからです。それまでの特殊撮影では無理なことでした。作り方を知った時はまったく驚いたものです。それ以上にストーリーに魅力がありました。この作品を8ミリ版で15分程度を収録した商品があって、それを編集機で見て、どんな構成になっているかを分析したことを憶えています。
『スターウォーズ』を撮ったジョージ・ルーカス。それからスティーブン・スピルバーグ、フランシス・フォード・コッポラの3人は、当時、私が大好きな映画監督でした。
ドライバーの経歴を見ると、やはり同時多発テロ当時にアメリカの若者の間に軍に志願する動きがあったことが分かります。祖国が危機にさらされた時、こうした動きが起きるものです。先日のパリ事件の直後にもフランスで同じ動きが起こりました。これは愛国心なのかは疑問です。愛国心が常に存在するのなら、常に志願者は多いはずです。哲学的な愛国心というよりも、危機が目の前に迫ったときに本能的に防衛への動機が強まったということです。
しかし、白リン弾の事件で命の危険に直面した時、彼は考えが変わりました。これは無理もないことです。この白リン弾は化学兵器ではなく、煙幕用の砲弾でしょう。攻撃用の白リン弾は国際法で禁止されていますが、煙幕や着弾観測などに用いるために使用することは認められています。恐らく、分隊の前に煙幕を張ろうとしたところ、部隊の近くに砲弾が落下したものと思われます。白リン弾の被害は酷いものなので、海兵隊員は必死で逃げたはずです。
別のプロフィールにはアフガニスタンに派遣されたと書いてあります(こちら)。この記事にも帰国後に演技学校に通ったと書いてありますので、派遣されたことは間違いがありません。
前もって知識を仕入れない方が映画は楽しめるものです。予習はこれくらにしましょう。
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