安田氏の誘拐と集団的自衛権の関連

2015.12.25


 alarabiya.netによれば、与党議員の野田聖子は今週、ロイターに安倍晋三首相の防衛政策が1945年以降初めて、軍が海外で戦うことを許すよう移行したことが、過激派が日本を攻撃する理由として使われかねないと言いました。

 野田は安倍の任期が切れた後、日本で最初の女性首相となることを望んでいます。9月に制定された法律は、安倍政権の憲法再解釈に基づいて、日本軍がアメリカのような友好国が攻撃を受けた時に支援することを認めます。そうした集団的自衛権は戦後憲法に違反するとして過去の政府により禁止されました。


 記事は一部を紹介しました。

 実はこの文章はジャーナリスト安田純平氏がイスラム武装勢力に拘束された件の記事の広範に書かれていました。日本人には既知の事実が多い内容ですが、中東のニュースサイトに載った点が気になったので紹介しました。

 つまり、安田氏の誘拐が集団的自衛権の行使と関連づけて中東で報じられているのです。ロイターは中東のメディアではありませんが、そこが書いた記事をalarabiya.netが掲載した点を興味深く感じました。こういう見方が中東でどれだけ一般的かが知りたいところです。

 


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