イランが中国にイスラム国との戦いを要求

2015.12.25


 alarabiya.netによれば、イランの国営通信社「Fars」によれば、イランの最高指導者が中国がイスラム国と戦うために、もっと活発な役割を果たすべきだと言いました。

 中国は石油供給で中東に依存していますが、そこでの外交を他の国連安保理事会のメンバーに任せる傾向があります。「イスラム国との戦いでより活発になることで、中国は地域的な平和と安定を大きく助けることができます」公益判別会議長官のモフセン・レザーイー(Mohsen Rezaei)は中国代表団との会合の後で言いました。

 マリとパリの攻撃とトルコによるロシア軍機撃墜の後、中国はより大きな調整を要求しましたが、国営メディアが西欧とロシアの空爆を非難し、長らくシリアに軍事的解決はないと言ってきました。しかし今月、イスラム国が公表したと偽られた中国語の歌が、中国当局にイスラム主義の闘争に対する国際的強力により近づく必要があるという警告を出しました。

 中国政府は新疆の西部地方出身のイスラム・ウイグル族人種集団の一部のメンバーがイスラム国に参加したと警告します。レザーイーは中国がイスラム国と戦うことでもっと重要な役割を演じれば、イランは文化的活動と中国のイスラム社会との交流を通じて中央アジアでイスラム主義の過激派と戦えると言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 多分、中国代表団との会合で、この話題も出たのでしょう。しかし、見返りはそう大きいものではありませんし、中国も自国に関係がある部分でしかイスラム国に興味はないでしょう。話し合いはあまり進まないのではないかと想像します。イランがこの段階で中国にそれを要請した理由が気になります。シリアでの戦いが思わしくないのかと思ってしまいます。

 


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