ロシアがシリアでさらに航空基地を建設中
alarabiya.netによれば、ロシア軍はシリア中部で軍事基地を拡大しており、防御設備を加え、滑走路を建設し、彼らが基地をシリアで2番目の航空基地として使う徴候を示しています。
ホムス(Homs)の南西約40kmにあるシャイラト(Shaayrat・kmzファイルはこちら)で進行中の作業は、ロシア政府がシリア中部でイスラム国に対する空爆を進める兆しでもあります。
ホムスの活動家、ビバーズ・アル・タラウィ(Bebars al-Talawi)と人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」のラミ・アブドル・ラーマン双方は木曜日、シャイラトでロシア軍に大きな動きがあると報告しました。しかし、この施設にまだ固定翼機がある兆しはないと彼らは言いました。アル・タラウィは砲を含むロシアの兵器がここ数日に運び込まれたと言いました。彼は基地の滑走路が拡大されたものの、現在はシリア軍機だけが使われていると言いました。ラーマンはシャイラトで数週間作業が進行中で、ロシア兵が防御施設を造り、滑走路で作業していると言いました。
さらに、ロシア兵はイスラム国が支配するパルミラ(Palmyra)とカライタン(Qaraytan)周辺での軍事作戦を行うロシア軍ヘリコプターのためにホムス州にあるT4軍航空基地を使い始めました。
ロシア軍からはコメントが得られませんでした。
匿名を希望した米軍当局者は水曜日、アメリカはシャイラトにロシア軍機ではなくロシア軍要員がいると見ていると言いました。
米国防総省の記者会見で、報道官スティーブ・ワーレン大佐(Col. Steve Warren)はラタキア(Latakia)の主要基地から外へ展開し、現在はラアキア地区の内外で4カ所あるいは5カ所の異なる場所に施設を持っていると言いました。
記事は一部を紹介しました。
中部に基地を持てば、首都ダマスカス付近で反政府派の地域に空爆しるのも容易になります。しかし、シャイラトは反政府派の反撃で奪還される恐れもある場所にあるので、まだロシアの戦闘機は置かないのかも知れません。
滑走路の拡大と書かれていますが、ここにはすでに3000mの滑走路が2本あります。滑走路を増やしたり、幅を広げるとは考えにくく、駐機場やランウェイを拡大しているのかも知れません。
ここにロシア軍機が常駐すれば、ゲームチェンジャーになり得ます。要注意です。
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