イラク軍がラマディの大半を奪還?
alarabiya.netによれば、イラク軍は火曜日、ラマディ(Ramadi)の大半をイスラム国から奪還しました。
アル・タミーン地区(Al-Tameem)を奪還したことはイラク軍にとって重要な進展です。「今日、我が軍はダーイシュのガンマンと激戦を行った後、完全にアル・タミーン地区を掃討しました」とイラクの対テロサービスの報道官、サバ・アル・ノーマン(Sabah al-Noman)は言いました。イスラム国戦闘員は降伏するか戦うかしかを選ぶしかなく、彼らは完全に滅ぼされました」。
アンバル州(Anbar)の警察本部長ハディ・イルザイジ少将(Hadi Irzayij)は、統合作戦司令部の報道官、ヤヒヤ・ラスール准将(Brigadier General Yahya Rasool)と同じく、アル・タミーンが奪還されたことを確認しました。「アル・タミーンの解放はラマディ解放のスピードを上げるために大きな助けになるでしょう」とラスール准将は言いました。イルザイジ少将は「イラク軍は準備を整え、街中心部に入るために接近しています」と言いました。
イラク軍はアル・タミーンにイスラム国が仕掛けた爆弾を除去する作業をしています。それは次の民兵支配地域とを分けるユーフラテス川の支流に接しています。
記事は一部を紹介しました。
アル・タミーン地区はユーフラテス川が分岐した付近の南岸側にあります。
しかし、対岸にはもっと広い市街地が広がっていて、これでラマディの大半を奪還したとはいえない気がします。ここから支流を渡って対岸へ攻め込むのか、別の部隊が東と南から街へ攻め込むのと合わせて、アル・タミーンの部隊も前進するのか、いずれの作戦をとるのかが気になります。後者はイスラム国の戦力を分散させ、進撃を容易にするだけでなく、民兵が逃亡するのを防ぎ、イスラム国の戦力を殺ぐことに役立ちます。この記事ではそこは何とも言えません。
ラマディ奪還はこれからが本番といえます。
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