米陸軍が認識票から社会保障番号を削除へ
military.comによれば、日本でマイナンバーに関する騒動が続く中、米陸軍は火曜日、陸軍の認識票にはすでに社会保障番号が含まれないと発表し、40年間以上続いた識別システムを終了しました。
その代わり、認識票は現在、国防総省の識別番号に含まれる10桁の国防総省認識番号を示し、派遣が最優先事項となり、必要な時に兵士に公布されます。
陸軍人的資源司令部の報道官、マイケル・クレモウスキー(Michael Klemowski)「この変更は兵士が認識票を使い切って新しいのをもらう必要があるものではありません」と言いました。「我々は派遣されそうな隊員にまず焦点を当てています。兵士が派遣されそうならば、彼らは新しい認識票を必要とする最初の者です」。
変化は最初に11月30日に陸軍の小冊子600-8-14に発表されました。切り替えは社会保障番号の使用を減らし、個人情報の窃盗を抑制する努力として行われます。「社会保障番号を削除することは助けになるでしょう」とクレモウスキーは言いました。「廃止された一対の認識票を見つければ、血液型、宗教、社会保障番号、氏名が記載されているので、個人を特定することでほとんど何でもできます。唯一のないのは誕生日で、それは個人をネット検索すれば通常手に入ります」
国防総省は2007年に社会保障番号の使用を止める計画を発表し、2009年には身分証明書から削除を始めました。社会保障番号は陸軍と米軍で使われ続けます。隊員と扶養家族を特定するために「Defense Eligibility and Enrollment system(DEERS)」で使われ続けます。
現在、陸軍は認識票の変更を行った唯一の軍です。
記事は一部を紹介しました。
思わず笑いそうになりました。日本がマイナンバーで大騒ぎしている時に、米陸軍は使用を止めるのです。やはり、社会保障番号を持ち歩くことで問題が起きているのでしょう。消費税の払い戻しのために、買い物の度にマイナンバーカードを持ち歩かせれば、あちこちで紛失したり、それを手に入れた者による悪用が起きるはずです。
認識票は任務中、首にかけておく規則です。負傷した時のために血液型が、戦死した時のために宗教が分かるようにするための装備です。
もともと、認識票には社会保障番号は打刻されていませんでした。これが導入されると、政府組織として認識番号の代わりに使用することになったのですが、長年やった挙げ句、廃止するということです。
認識票の記載事項が変更されることは希です。第2次大戦以降数回しか行われていないと記憶します。
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