イスラム国がコバネ周辺地域から完全に撤退
alarabiya.netによれば、月曜日にクルド人とアラブ人の戦闘員が夜間に新しい土地を占領した時に僅かな抵抗に遭った後、イスラム国がシリアのコバネ(Kobane)周辺の地域から撤退したと、人権団体は言いました。
米主導の空爆に支援されたクルド軍は先週、コバネからイスラム国を追い出しました。人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」はクルド軍が日曜の夜以降、13ヶ所の村を占領したと言いました。
団体の理事、ラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdulrahman)は「大規模な抵抗はありませんでした」と言いました。日曜には街から4〜5kmのところにいたイスラム国戦闘員は、現在少なくとも10kmにいると、彼は言いました。
記事は一部を紹介しました。
もうコバネがイスラム国に奪還される心配はありませんが、クルド軍がどの辺まで勢力を拡げるかは気になるところです。あまり拡大して、手薄になり、反撃を招くのは避けなければなりません。コバネから出ている4本の道路をしっかりと封鎖して、検問所を置き、前哨基地とすることが重要です。
ツィッターでクルド軍公報のアカウントを見ると、タル・ハジブ(Tal Hajib・kmzファイルはこちら)を解放した。コバネ周辺の村40ヶ所を解放したとの昨日付けの記事がありました。上の記事では13ヶ所ですが、多分、ほぼ同じ村のことを指しているのだと思われます。クルド軍は数件の集落も村として数えているのでしょう。
下は1月31日にクルドが発表した勢力地図です。もう少し拡げた辺りで勢力圏は十分という感じがします。
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