リビアの新参謀長がベンガジを1ヶ月で奪還と宣言
alarabiya.netによれば、リビアの新しい陸軍参謀長、カリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)はベンガジ(Benghazi・kmzファイルはこちら)の支配をイスラム民兵から1ヶ月以内に取り戻すと言いました。
「我々は非常に短い時間でこの地域での敵の存在を終わらせるでしょう」と彼はベンガジから約100km北東のアル・マルジュ(Al-Marj・kmzファイルはこちら)の軍施設で言いました。「ベンガジでの作戦は来月中旬よりも前に終わるでしょう」。72歳のハフタルは3月9日に新しいリビアの陸軍参謀長として先生を行い、選挙で選ばれた議会によって指名された1週間後に大将に昇進しました。
彼が「尊厳作戦(Operation Dignity)」と呼ぶベンガジでの攻勢は、この地域でテロリズムと戦うための軍の復活というリビア国民が繰り返した要請への答えだと言いました。彼は国際社会にリビア軍を支援するよう要請しました。
昨年5月、ハフタルはベンガジに集中する東部でイスラム主義者に対する攻勢を開始しましたが、現在のところ街を奪還する事に失敗しています。
カダフィ大佐が打倒されてから、リビアには2つの議会と政府があります。国際的に認められた議会は6月に選挙が行われ、東部のトブルク(Tobruk・kmzファイルはこちら)あり、イスラム主義者が後援する統合国家議会(the General National Congress)は首都のトリポリにあります。
記事は一部を紹介しました。
リビアは内戦状態にあり、二つの勢力が争っています。そこにイスラム国が入り込もうとしています。
二大勢力が争っている間に、イスラム国が勢力を拡大し、シリアのような状況が生まれないかが気になります。
東部では承認された政府が優勢なので、ベンガジを奪還するのは難しくないでしょう。それよりも、イスラム国がどこまで拡大するかが気になります。
形としてはイスラム国は二大勢力に挟まれるような形にも見えますが、それが戦いに影響するかは分かりません。しかし、イスラム国が挟撃される形になることが望ましいといえます。
フランスやイタリアがイスラム国に対する空爆を行い、その発展を阻止することが必要です。リビア内戦に決着が着いて、責任ある政府がイスラム国の掃討を行うまでの時間稼ぎが必要です。
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