イスラム国がバイジ精油所の一部を占領
alarabiya.netによれば、イスラム国の民兵がバイジ(Baiji)の精油所に侵入し、施設の一部を占領し、燃料貯蔵タンクの間に隠れているとイラク当局者は水曜日に言いました。
イスラム国は過去10ヶ月間、繰り返しイラク最大の精油所を奪おうとしてきましたが、治安部隊は彼らを撃退してきました。
北部精油所の国営企業高官はイスラム国が現在、石油(訓練)機関と生産・出荷部と精油所内の一部の道路を支配していると言いました。「精油所に配置された部隊は激しく戦っています」と匿名希望の当局者は言い、施設を掃討する作戦は数時間後に開始されると付言しました。
しかし、民兵達は燃料貯蔵タンクの間に隠れており、攻撃されるとタンクに放火する恐れがあります。
陸軍少将はイスラム国戦闘員が二方向から攻撃し、施設に数百メートル侵入できたと言いました。「施設を守る治安部隊は限られた場所と貯蔵タンクの間に隠れている(戦闘員の)包囲を続けています」。民兵達は電子的、視覚的に追跡されていると、彼は付言しました。
石油省は状況に関するコメントの要請に応じませんでした。
米主導の同盟国は月曜日から水曜日早朝までにバイジ地区で16回の空爆を行いました。
記事は一部を紹介しました。
状況が2013年にアルジェリアの石油施設で起きた人質事件に似てきました。この時も犯人達が精油場内に立て篭もりました。アルジェリア軍特殊部隊が突入して、武装勢力を排除しました。石油施設の爆破も危惧されましたが、無事に制圧できました。
今回の事件でも、いつまでもタンク付近に籠城することは困難なこと。イラク軍は遠方から狙撃できる民兵を狙撃し、戦力をそぎ落とすこと。民兵が疲労した頃を狙って制圧する選択肢があること。これらの要素からあまり悲観する必要はないと考えられます。イラク軍が突入するかどうかに関係なく、物資がなくなったら、イスラム国民兵はタンクを爆破するかもしれません。数日中にイラク軍が掃討作戦を行うと考えてよいと思います。民兵が自爆するとしても、それはやむを得ない結果です。
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