シリア反政府派が南部の基地を占領
BBCによれば、シリア反政府派は南部の陸軍基地を占領しました。
反政府グループ「南部戦線(The Southern Front)」は第52旅団(Brigade 52・kmzファイルはこちら)として知られる基地を火曜日の朝に開放したと発表しました。
ハラク市(Harak・kmzファイルはこちら)の外にある基地はダルア州(Deraa)で最大の基地の一つです。当局はコメントしませんでしたが、占領が確認されるなら過去3ヶ月で政府が被った敗北で最新のものになります。
4月初頭、南部戦線は別の反政府グループが北西部のイデリブ州(Idlib)の首都を占領した翌日、ヨルダンにつながるナジブ検問所(Nasib・kmzファイルはこちら)を占領しました。
南部戦線の広報、ナジ・イサム・アル・レイエス(Maj Essam al-Rayes)は、反政府派戦闘員少なくとも2,000人が火曜日未明に開始した「短く素早い」攻撃で第52旅団を占領したと言いました。「この基地は政府軍にとって主要な防衛線の一つでした。彼らは基地を州東部全域を砲撃するために使ったので、それは悪夢でした」。
基地はダマスカスからヨルダン国境へ通じる幹線道路の近くであもりました。
人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は、戦いで政府軍と政府派民兵20人、反政府派14人が死亡したと言いました。政府軍は近くのアル・ダラ村(al-Dara)に撤退しました。
ダルア州の反政府派活動家アハメド・アル・マサルメア(Ahmed al-Masalmeh)は、火曜日に反政府派は近くのムレイア・アル・シャルキア村(Mleiha al-Sharqiya)も占領したと言いました。ムレイア・アル・シャルキア村、カラク(Karak)とハラクの反政府派陣地が攻撃対象となり、ダルア州各所の攻撃は撃退されたと軍関係者が語ったとされました。
記事は一部を紹介しました。
第52旅団は大きな兵舎はあまりなく、広大な演習場が目立つ基地です。歩兵戦闘の演習場のように見えます。ここにどれだけのシリア軍がいたのか分かりませんが、短時間で戦闘が済んだのなら、それほど多くはなかったのでしょう。基地から南東に7kmに陸軍飛行場があります。ここの占有はどちらなのかも気になります。
ナジブ検問所も占領したのなら、この方面では反政府派がかなりの優位に立てるはずですが、シリアではそうならないことも多いので油断はできません。
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