ドゥールズ派虐殺でアル・ヌスラが謝罪

　alarabiya.netによれば、アルカイダ傘下のアル・ヌスラ戦線（Al-Nusra Front）がイドリブ州（Edlib）でドゥルーズ派少なくとも20人を殺害した撃ち合いに関与したメンバーを起訴しました。

　ツィッターの公式声明でアル・ヌスラ戦線は一部のメンバーが明らかに指導者の見解に反する行為を行ったと言い、少数民族に対するさらなる攻撃の恐れを和らげようとしました。

　木曜日、カリブ・ラウザー村（Qalb Lawzah）の住人はチュニジア人のアル・ヌスラ戦線指揮官がドゥルーズ派男性の家を押収しようとしたあとで抵抗し、彼をシリア軍の味方だと非難したと、人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」は言いました。「チュニジア人指揮官は部下を集め、村のドゥルーズ派の住人を冒涜で非難し、彼らを銃撃して少なくとも20人を殺害しました。住人の中には老人と少なくとも子供１人が含まれました」と、人権団体の理事、ラミ・アブドル・ラーマン（Rami Abdel Rahman）は言いました。

　声明の中で、アル・ヌスラ戦線は起きたことは不当だと住民を安心させるために即座にカリブ・ラウザー村へ委員会を派遣したと言いました。「この村と人々は我々の保護の元で安全なままで、地域は我々の支配下にあります」。この事件に関与した者すべてはイスラム法廷に委ねられ、責任をとらせると民兵グループは言いました。

　alarabiya.netによれば、数十人が過激派により虐殺された後、イスラエルのドゥルーズ派は国際社会にシリアの兄弟たちを助けるよう要請しています。数百人のドゥルーズ派が日曜日にイスラエル北部ヤルカ（Yarka）でデモ行進をしました。

　記事は一部を紹介しました。

　犠牲者20人程度の事件はシリアでは頻繁に起きており、当サイトでも50人が犠牲になった事件でも取り上げられないほど多いのです。しかし、この事件が興味深いのはアル・ヌスラ戦線が直ちに状況を把握して、謝罪している点です。彼らも地元住民を意味なく刺激したくないという考えが見えます。 他グループからも、ドゥルーズ派がシリア南部の戦いに参戦する事態を招いたことから批判の目が向けられた可能性もあります。