クルド軍がタル・アビアッドを包囲
BBCによれば、シリアのクルド人戦闘員はイスラム国が支配するタル・アビアッド(Tal Abyad・kmzファイルはこちら)を包囲し、主要な補給ルートを遮断しました。
クルド人民防護隊(YPG)の増援部隊がラッカ(Raqqa)のイスラム国へ通じる幹線道路を守るのを助けるために送られています。戦いは数千人の民間人がトルコへ逃げさせました。YPGの前進はシリアの反政府グループと米主導の空爆によって支援されてきました。
東西から前進したYPG部隊は、彼らが村々を占領した激戦の日々の後、日曜日にタル・アビアッド郊外へ到着しました。月曜日の午後、部隊は80km離れたラッカへの道路を奪った後でタル・アビアッドの南へ到着しました。
フセイン・コージャー(Hussein Khojer)は「タル・アビアッドは完全に包囲されました」と言いました。「ダーイシュ(イスラム国の事)が逃げられる場所はどこにもありません」。
YPGと共に戦うシリアの反政府派グループ公報、バルカン・アル・フラット(Burkan al-Furat)は、タル・アビアッド東部と南部で激戦があると言いました。
記事は一部を紹介しました。
早くもタル・アビアッド全体を包囲したようです。クルド軍の動きは軍事行動として標準的な場合が多く、理解しやすいですね。イスラム国がラッカから増援を送り、包囲網を破ろうとするかどうかが問題です。それがないようなら、クルド軍はタル・アビアッドを占領するでしょう。この街は比較的攻撃されやすい形をしています。
クルド軍がラッカを占領すれば、イスラム国が処刑した湯川遥菜さんや後藤健二さん、ヨルダン空軍のモアズ・カサスバ中尉の遺体を回収するチャンスが生まれるかも知れません。日本政府は愚かにも早々に遺体の回収を放棄すると言いましたが、考え直すべきでしょう。
|