アフガン３州にイスラム国が存在

　military.comによれば、アフガニスタン当局はイスラム国が現在、アフガンの３つの州にいて、政府は追い出す決心をしていると言いました。

　アフガン大統領の副広報官、ザファル・ハシミ（Zafar Hashimi）は日曜日に、イスラム国が東部のナンガルハル州（Nangarhar）、西武のファラ州（Farah）、南部のヘルマンド州（Helmand）で活動していると言いました。

　ハシミは治安部隊がイスラム国に対して作戦を開始したと言いましたが、詳細は言いませんでした。政府と14年間近く戦い、３つの州で活動するタリバンはイスラム国に国外にいるよう警告しました。両方のグループはイスラム的な統治を望みますが、タリバンはイスラム国が自称するカリフを認めません。

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　記事は一部を紹介しました。

　やっとイスラム国がどこで活動しているかが分かりました。これは重要な情報です。ナンガルハル州は首都に近く、ヘルマンド州と共にパキスタンに接しています。ファラ州はイランに接しています。

　ヘルマンド州はタリバンの拠点で、米軍の特殊部隊は最後までここで掃討作戦を行いましたが、成功しませんでした。イスラム国はタリバンの一部を取り込むことで勢力を拡大しています。その点で米軍の手法とは著しく違うことをやっているのです。それがどういう結果を出すのかが気になります。

　ナンガルハル州でも米軍は遠隔地に前線哨所を設けました。谷間を見渡すような場所に陣地を構築して、タリバンがパキスタンから流入しないように監視したのです。そういう場所は何度もタリバンの襲撃を受け、多くの被害を出したことで知られます。

　ファラ州での活動はイランでもイスラム国が活動していることを連想させます。パキスタンはともかく、この国でイスラム国の組織ができていることには驚きです。

　まずは、ナンガルハル州とヘルマンド州からタリバンがイスラム国を追い出せるかが問題ですね。アフガン軍に期待が持てない以上、彼らがやるしかありません。