イスラム国がアレッポとトルコの補給路を攻撃
alarabiya.netによれば、日曜日にイスラム国民兵が「Islamists」を含めた反政府軍とシリア北部の主要な村々を巡って戦ったと、人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」は言いました。
アレッポ(Aleppo)の4つの村は反政府派のトルコとの補給路上にあります。
「イスラム国はこれらの村を占領し、アレッポとアザズ(Azaz・kmzファイルはこちら)との間の補給路を遮断しようとしています」と人権団体のラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は言いました。彼はイスラム国の自爆犯2人(1人は自爆ベルトを、もう1人は自動車爆弾)が土曜日の夜に村へ攻撃を始めたといいました。夜通し続いた戦闘は、少なくともイスラム国民兵10人と反政府軍兵士18人を殺したと、ラーマンは言いました。
日曜日、国営通信社SANAは、前日のダマスカスで起きた反政府軍のロケット攻撃を報じました。「テロリスト組織による土曜日のロケット攻撃の犠牲者は子供3人を含んだ11人、負傷者は46人(一部は重傷)にのぼりました。通信社は死者10人は中心部のアル・サワラ(al-Thawra)で殺され、ロケットは反政府派が支配するジョバル地区(Jobar)から発射されたと言いました。
土曜日、1,000人以上の人々がシリア空軍当局者が殺されたことに抗議して、沿岸の街、ラタキア(Latakia)をデモ行進しました。ハッサン・アル・シェイク大佐(Colonel Hassan al-Sheikh)は今週早くにアサド大統領の従兄弟、スレイマン・アル・アサド(Sleiman al-Assad)によって射殺されました。土曜日のデモは、彼らがスレイマン・アル・アサドが処刑されるまで抗議を続けると言いました。
記事は一部を紹介しました。
アレッポからトルコへの補給路は数年前ならシリア軍と反政府派が争っていたのですが、いまやイスラム国が介入している様子です。ラッカ付近とは違う場所での攻勢ですから、そんなに大軍がいるとも思えません。それよりもラッカの守りを固めた方がよい気もします。自爆攻撃だけでは、その地域を占領できません。恣意的な目的の攻撃かも知れません。率直に言えば、馬鹿な攻撃です。
ダマスカスでのロケット攻撃を久しぶりに聞きました。あまり報じられませんが、首都でも戦闘が続いています。もっと報じて欲しいと思っています。
一番気になるのはアサド大統領の従兄弟が空軍大佐を殺したという話です。事件の背景が何も分かりませんが、アサド大統領の出身地でアサドの従兄弟に対する批判が起きている点も気になります。一体、どういうことなのでしょうか。続報が出ればよいのですが。
|