トルコ軍がシリア国境にコンクリート壁を建設
alarabiya.netによれば、トルコ国営メディアは金曜日、トルコ軍が一連の攻撃の後で、シリア国境に沿ってコンクリート壁を造り始めたと報じました。
アナトリア通信はトルコ軍(TSK)がシリアのアトメア(Atmeh・kmzファイルはこちら)から越境したハタイ州(Hatay)、レイハンリ地区(Reyhanli)に高さ3メートルの壁を建設しています。軍は壁のすぐ背後に溝も掘っており、それは8kmまで伸ばされます。ハタイ州は暴力を逃れるためにトルコに逃げたシリア難民180万人を抱えています。
記事は一部を紹介しました。
なぜレイハンリ地区にコンクリート壁を建設するのかは記事に書いてありません。レイハンリ地区はシリア反政府軍の拠点、アレッポの西に位置します。トルコからアレッポへ向かうイスラム国戦闘員を阻止するためとは思いますが、それなら、ラッカへの補給路であるアクチャカレとタル・アビアッド周辺をさらに強化する方がよいとも思えます。この地域はすでに土の壁があるようですが、さらにコンクリート壁で堅固にできそうです。
レイハンリ地区は多くが平坦な農地で、ここに壁を作っても、壁が切れたところからシリアに入国できます。多少、移動を妨害できる程度の効果しかありません。そのためトルコの意図が図りかねています。
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