アメリカが防空システムをトルコから撤退

2015.8.18


 military.comによれば、アメリカは日曜日に、トルコに派遣していたペイトリオットミサイル部隊を撤退させました。これはドイツがトルコのクルド人に対する空襲に抵抗したとみられる同様の動きに続きました。

 米国防総省は米政府とトルコとの共同会見で、2013年にトルコに派遣されたペイトリオット部隊が10月までにアメリカに戻ると言いました。トルコは2012年にトルコの戦闘機がシリアの防空兵器で撃墜された後でペイトリオットの派遣を求めました。共同声明はトルコの空爆には言及しませんでした。

 アメリカとドイツ、オランダは2013年初期にペイトリオットを派遣しました。オランダは今年初めにペイトリオットを撤退させ、スペインと交替しました。

 「アメリカとトルコを含む同盟国を守るNATOの確約は不変です」と共同声明は言いました。「もし必要なら、アメリカはペイトリオットと人員を1週間でトルコに戻す準備ができています」。加えて、アメリカは東地中海にイージス艦を持続的に置き続けますと声明は言いました。「これらの船はNATOの防空を含めてトルコとNATOの任務を守る能力を提供します」。


 記事は一部を紹介しました。時間がないのでごく一部だけにしました。

 アメリカの撤退はドイツのものとは性質が違うようです。十分な期間派遣したので撤退させるのでしょう。すでにシリア空軍は大した力を持たないことも分かってきました。イージス艦もいるので、地上にミサイル部隊は必要ないということです。

 


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