早くもモスル奪還に長期予想
alarabiya.netによれば、モスル奪還作戦2日目、軍はイスラム国が油田に火をつけた街の南にある小さな町を穏やかに占領しました。
米主導の同盟国報道官、ジョン・ドリアン大佐(Col. John Dorrian)は、過激派グループがモスルで劇的に防衛力を増し、街を取りもどすための戦いが困難になると警告しました。
フランスのジャン・イブ・レ・ドリアン国防大臣(Defense Minister Jean-Yves Le Drian)は、戦いが数ヶ月間になるかも知れないとも警告しました。
「長い戦いになるかも知れません。電撃戦ではありません。数週間、あるいは数ヶ月続く長い出来事です」と彼は攻撃が始まった翌日に記者に言いました。
BBCによれば、モスル市内にはイスラム国戦闘員約5,000人が居残っています。南から移動するイラク軍は街から約40km、クルド人戦闘員は東方約30kmにいます。現在、EU諸国の戦闘員約2,500人が戦闘地域にいます。米国その他に支援されるイラク軍、クルド軍、スンニ派アラブ部族、シーア派準軍事組織は約34,000人です。
まだ戦い始まったばかりで、特に大きな問題が出ていないようにみえるのに、数ヶ月かかるとの予測が出てきました。
ドリアン大佐がモスルのイスラム国が劇的に防衛力を増したとの見解を示していますが、それはこれまでの偵察で分かったはずであり、まだ激しい抵抗が見られる場所までイラク軍は進出していないようにみえます。
BBCの記事に掲載されている作戦地図を見ると、イラク軍の方が担当戦区が大きく、そのために進撃が遅れるので数ヶ月間かかる可能性もあるということかもしれません。私も数ヶ月との予測を支持します。イラク軍の能力からして、この程度の面積を支配するには、それくらいかかります。
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