南スーダンに新しい反対勢力が参入
sudantribune.comによれば、南スーダンの新参の反対勢力が、戦争の犠牲者が急進的な変化を後押しすることへの不満の度合いを強調し、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)を権力から排除するためにあらゆる手段を使うことを要請しました。
自身を南スーダン民主戦線(South Sudan Democratic Front: SSDF)とよぶ反対勢力グループは、平和手金手段、武装闘争、あるいはその両方を通じて、「失敗した非合法のSPLM・SPLA政権」と彼らがよぶものの排除を要請しました。
エクアトリア地域の息子たちと娘たちによって形成され、キール大統領の政府を権力から排除するために闘うとその他の武装グループと共に活動する公約します。
グループの声明は「ラコ・ジャダ・カジョク(Lako Jada Kwajok)」の名前をあげました。彼は政権との戦いで、SPLM/A-IO、アグウェレク軍(the Agwelek forces)、バール・エル・ガザルの戦闘員(the Bahr El Ghazal)、コブラ派(SSDM/A)の同盟を確立する重要性を強調しました。
「エクアトリア地域の息子と娘は難局にうまく対処しており、完全な崩壊と広範な混乱から国家を救う責任を引き受けました」と声明はしています。
声明の中でグループは、南スーダンを統治する最良のシステムとして国家連合の確立を主唱し、スイスの統治システムを世界で最も若い国が採用すべき最前のモデルだとします。
スイスは1291年に連合を採用してから世界で最も安定した国の一つです。
南スーダン政府は、まだ新しい反対勢力運動の声明に反応していません。
新しいグループの登場ですが、中身がまだよく分かりません。
手段にこだわらずに動くということですから、キール大統領がいる間は武力で、いなくなれば平和的手段に移行するという、現実的なやり方を考えているようです。
反対勢力との連合を目指しているし、マシャル派が活動するのと同じエクアトリア地域のグループですから、似たようなグループかも知れません。
これが本当のグループの立ち上げなら、キール政権が徐々に国民から見放されている可能性もあります。
反対勢力が増えることは、ここ数ヵ月間に大きな戦闘が起きる可能性が非常に高いことでもあります。
日本政府がいう「現地は平穏」という情勢分析は評価に値しません。
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