ラッカ包囲網がまもなく完成へ
military.comによれば、シリア北部のイスラム国と戦うシリアのクルド人主導の軍隊は、イスラム国の拠点、ラッカ(Raqqa)の広範な地域を包囲する寸前です。
シリア民主軍(the Syria Democratic Forces)のサイハン・イメッド(Cihan Ehmed)は木曜日、戦闘員がラッカ北部の2つの戦線へ前進していると言いました。
ラッカの北部にあるアイン・イッサ(Ein Issa・kmzファイルはこちら)とスルク(Suluk・kmzファイルはこちら)からの前進は同盟軍の空爆に支援され、数日間進行中でした。
クルド人、アラブ人、シリア人、トルクメン人戦闘員を含むシリア民主軍は、ラッカを最終的に奪還することを狙った攻勢(日曜日に発表)のために彼らは30,000人の戦闘員をもっているといいます。
一方、イラクではモスル(Mosul)からイスラム国を追放するために大規模な攻勢を行っています。
イメッドは2つの方向から来る部隊がラッカの北で合流すると、彼らは過激派が支配する領域550平方キロメートルを包囲するといいました。
「作戦は計画通りに進行中です」と彼女はいいました。
人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は、多くの人々がラッカ来たの戦闘地域から逃げていると言いました。
団体はシリア民主軍戦闘員がラッカの北に前進し、新しい地域を獲得して、攻撃が始まってからイスラム国から取りもどした村と農場の数を17カ所にしたといいました。
木曜日遅く、シリア民主軍はSNS上で、戦闘員が農場3カ所、村1カ所を占領し、激戦が進行中のヘイズ村(Hayes)へ接近したといいました。
記事は一部を紹介しました。シリアの他の地域の情勢は省略しました。
予想以上に早く、ラッカも陥落する可能性があります。こうなれば、モスルとラッカをトランプが大統領に就任する前に占領し、手柄を彼に渡さないことも期待できます。完全に終わらなくても、いまさや止められない状態なら、トランプも何も手出しできません。
イスラム国の領域が550平方キロメートルなら、イスラム国の支配地域はかなり狭いことになります。この面積の多角形でラッカを覆ってみると、下のようになります。実際この通りかは分かりませんが、これに近い状況のはずです。市街地から10km程度に最前線があります。これなら1〜2ヶ月間で陥落できそうです。トランプの大統領就任に間に合うかも知れません。この環境を妨害するのは、トランプのアサド政権支持くらいです。
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