モスル西方でイスラム国の補給路を遮断
alarabiya.netによれば、イラクのシーア派民兵は水曜日、彼らがモスル(Mosul)西方の航空基地からイスラム国を追い出したといいました。
「タル・アファル(Tal Afar)の空港は開放されました」と、人民動員部隊(Popular Mobilisation)の報道官、ユシフ・アル・カルラビ(Yusif al-Kallabi)はいいました。
確認されるなら、基地の獲得はモスルを奪還する作戦で大きな展開です。
タル・アファルはモスルの西60km、シリアへ向かう幹線道路上にあります。その占領は、シリアの内戦にイラクのシーア派が関与することを心配するトルコを警戒させかねません。
一部のイスラム国民兵はすでに基地から引き揚げ、タル・アファルの街へ移動したと、カタイブ・ヒズボラ(Kata’ib Hezbollah)の報道官、ジャファール・フサイニ(Jafaar Hussaini)はいいました。「戦いは今日終わるでしょう」と彼は付け加えました。
タル・アファルの占領は、モスルとシリアの彼らの領域をつなぐ補給路を遮断するのを助けます。
モスルでは、航空支援に後押しされ、イラクの特殊部隊もモスル北部への攻撃を開始しました。
彼らはイスラム国からミサイル攻撃と自爆攻撃で激しい抵抗を受けています。
イラク軍は街東部の開放も続けています。
イラク軍筋は対テロ部隊がモスル東部で4本の軸で攻撃をしていると言いました。地域は戦略的に重要とみなされ、住居の建物は狙撃兵が使っています。イスラム国が東部の開放された地域を狙った無差別な砲撃で印鑑人10人が殺されたといいました。
記事は一部を紹介しました。
時間がないので簡単に書きます。
タル・アファルの名前は久しぶりの登場です。ここを占領したことは大きい。記事にあるように、シリアからの増援を完全に遮断できるからです。ここを主力ではないシーア派民兵がやったのは、イラク軍に余裕がある証拠です。
モスルでは北部からも街に入っているといいます。
マスコミの不安げな予想と違い、作戦は順調です。その一方で、イスラム国による民間人の虐殺の報道も出ています。それでも、この作戦は遂行しないといけません。そこに戦争という問題の残酷さがあります。
|