次期国防長官候補マティス元大将の人物像

2016.11.21


 ドナルド・トランプ次期大統領が国防長官の候補にあげているジェームズ・マティスについて、当サイトで書いていたと思い、過去の記事を検索しました。

 すると、米軍が誤ってパキスタン軍を空爆し、24人を死亡させて、パキスタンからアフガニスタンへの補給路が一時的に閉鎖された件などで取り上げていることが分かりました。

 そして、その前に、彼が中央軍司令官に任命されたときの記事が見つかったのですが、その内容がかなり絶望的です。(過去の記事はこちら

 その記事を以下に再掲載します。

 それから、military.comによれば、ロバート・ゲーツ国防長官は新しい中央軍司令にジェームズ・マティス海兵大将(Marine Corps Gen. James Mattis)をあてるようです。マティス大将は、2004年にイラクのファルージャ戦を指揮しました。また、2005年にサンディエゴで「人を撃つのは楽しい」と発言したことで知られます。これで彼は上官から叱責されましたが、懲罰は受けませんでした。

(中略)

 ゲーツ長官がマティス大将を選んだ理由は分かりませんが、あまりよい人選ではなさそうです。続報があれば、もう少し理由が分かるかも知れません。それでも、交戦規則などに大きな変化はないでしょう。大きく変えることに利点はないからです。

 自分の第一印象も最悪だったようです。あの評判の悪いファルージャ戦を指揮し、人殺しが楽しいと感じた人です。こんなのが国防長官になったら、何が起きるか分かりません。アメリカ人が忘れたがっているファルージャ戦を、トランプ政権では毎日思い出すことになりそうです。



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