南スーダンが特別法廷の設置へ
sudantribune.comによれば、南スーダン当局者は、7月にジュバ(July)で支援団体職員を強姦したとされる兵士を裁判にかける特別法廷を設置すると主張しました。
マーティンソン・マシュー・オッロモイ司法副大臣(Martinson Mathew Oturomoi)は目撃者、犠牲者、容疑者数人を聴取し、兵士が支援団体職員に対して殺人、強姦、略奪を行ったと信じるに足る合理的根拠があったと言いました。
「(強姦の)犠牲者の声明で説明された部屋は、強姦が暴力的であったことを示す女性のズボンとその他の証拠が散乱しました」とオッロモイ副大臣は水曜日に言いました。
副大臣は現在、ジュバのテランホテルでの攻撃を導いた環境を調査するために、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)が設置した委員会の議長を務めます。
少なくとも67人の目撃者、犠牲者、容疑者は口述、書面、電話での供述を調査委員会に提供しました。
車両27台がテランホテルからガンマンによって奪われましたが、委員会の助けで13台が戻りました。
委員会によれば、南スーダン人のジャーナリストのジョン・ギャトラク(John Gatluak)が殺され、彼の死は民族性に基づいた狙いを絞った殺人の結果だと結論しました。
「委員会は2016年7月の事件の間にテランホテルでの襲撃に関与した容疑者を裁判にかけるための特別法廷の編成を勧告します」と当局者はいいました。
委員会は報告書の一部が公表されるといいましたが、犠牲者、目撃者、容疑者の名前のような詳細と彼らの供述は秘密であり、公表されないといいました。
しかし委員会は、問題に関して聴取した強姦犠牲者の証言に反して、攻撃を行った者は外国人を狙っていなかったと言いました。
特定の国籍の者が狙われたと信じる証拠を得ませんでした。
報告書はその他に、戦闘中の人権、民間人の尊重に関して兵士をさらに訓練すること、軍隊の給料が低いことへの対処を勧告しました。
記事は一部を紹介しました。後半は平和維持軍が任務を果たせなかった話です。
ようやく南スーダン政府が重い腰をあげたわけですが、犠牲者、目撃者の名前を伏せるのは当然としても、容疑者の名前を伏せるとはどういうことでしょうか。
しかも、外国人を狙った訳ではないと断定している点も気になります。
最初からやる気がみえません。一体、どんな裁判をやる気なのか、注視していく必要があります。
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