イラク軍がモスル戦をさらに継続

2016.11.5


 alarabiya.netによれば、イラク軍は、民兵に大きな損害を強いている同盟国の空爆の下、モスル(Mosul)郊外への進入に引き続いて、街を解放する戦いを続けています。

 イラク軍筋は、モスルへ向けた前進で激戦が続いている一方、対テロ部隊が、イスラム国に対する同盟国の空爆をさらに道を開くカラマ地区(Karama)から動けなくなっている民間人を救出するために戦っています。

 一方、第9装甲師団は街の南西のさらなる街の支配を奪還するしたため、戦略的に重要なアル・インテザル地区(al Intisar)の入口周辺の支配を強化しました。

 同盟国の空爆に支援された連邦警察部隊は、モスル南側の入口のハマム・アル・アリル(Hamam al Alil)でイスラム国の防衛網を狙った攻撃を始めました。

 この地区にいる記者は、対テロ部隊が木曜日、モスル東部のアル・カマラ地区(Al Karamah)を三正面から包囲する攻撃を始めました。

 イラク軍はイスラム国がモスルにトンネルを掘るのに使う機械も押収しました。

 イラク国防省は、軍がモスル空港から約16kmにあるといいます。

 水曜日、イラク軍は10月17日にモスルへの前進が始まってから、イスラム国から14カ所の街を開放したといいました。


 ハマム・アル・アリルはチグリス川沿いの街で、モスルの南にあります。モスル空港から約16kmということから、西側の戦線が東側と比べて遅れていることが分かります。

 しかし、大きな問題ではありません。イラク軍は1週間以内にモスルに入れるでしょう。

 モスル空港の南には巨大な軍施設と訓練施設があり、ここを占領すれば基地としても活用できます。

 モスル西側は東側よりも面積が小さく、占領は容易なのです。



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