南スーダン首都のサッカー場で銃撃事件
sudantribune.comによれば、6日、南スーダンの首都、ジュバ(Juba)で、ガンマンが土曜日の夜のイギリス・プレミア・リーグの試合を観戦していた人たちのグループへ発砲を始め、大半はサッカーファンの少なくとも11人が死亡しました。
他に16人も負傷しました。
土曜日の夜、ジュバの南西に位置するグレ(Gure)で事件が起きてから、容疑者は逮捕されていません。
事件の犯行声明は出ていません。
事件が行われた状況と方法に関する矛盾する説明もありました。
一部の目撃者は他のファンが一部のサッカーファンへの失望が銃撃を起こさせたと考えました。
目撃者によれば、容疑者は彼が応援するチームが負けて、ライバルチームのファンが敵対的な方法で嘲りはじめたとき、チームに向けて銃撃をはじめました。
警察の報道官、ジャスティン・ダニエル(Justin Daniel)は日曜日の声明で、事件が起きたことに遺憾の意を表明し、治安部隊が容疑者を捜すために合同作戦を開始したといいました。
ダニエルはグレとジュバの住民に関連情報、特に居住地で変わった活動をする人々の提供で治安部隊に協力するよう求めました。
攻撃の動機は不明のままです。
警察は進行中の操作を実行する上で、その他の治安部隊と協力しているといいます。
生存者の一人は日曜日に、彼はまだ死んだと思っているといいました。
23歳のマック・マウエィン(Mac Mawien)は「虐殺でした」といい、攻撃が起きた後でまだ身体が震えるといいました。「戦場みたいでした。至るところが血まみれでした。あちこちに死体がありました。私は未だにガンマンが大虐殺を行ったのが目に浮かびますし、この虐殺からどうやって逃げたのかが分かりませんから、生き残ったのは信じられません」。
ガンマンが現地時間午後8時30分頃に発砲を始めたとき、目撃者は試合を少なくとも40人以上が観戦していたといいます。
一部の目撃者は、スローモーションの大虐殺でガンマンが銃弾の雨を放つ前に、居住区全体を揺るがすのを耳にするだろうと誰かがいうのを聞きました。
何とか脱出したもう一人の生存者は「銃撃は10分間続いた」といいました。「恐ろしい10分間で、誰もが頭を覆って床の上にいました。人々は叫び、悲鳴をあげました。誰もが頭を覆って床の上にいました」とマン・デン・コウル(Manut Deng Kuol)はいいました。
「我々はとても沢山の発砲を耳にしました。ガンマンは非常に冷静で非常に決然としていました」とコウルは言いました。「彼は人々が鳥であるかのように撃っていました」。
最初の攻撃の後、緊張した人質状況がクラブの中で展開しました。
50人以上が中に囚われたと考えられました。
目撃者によると、周辺で生活する人たちと治安部隊の迅速な対応にも関わらず、ガンマンは逃げました。
記事は一部を紹介しました。
サッカー場はおそらく「ジュバスタジアム」だと思われます。ここは南スーダン代表チームのホームグラウンドです。自衛隊の駐屯地からは5km足らず。ジュバの中心地です。駆け付け警護には最良の場所といえますが、民間人は保護対象ではないので、出動はしないのでしょうけど。
テロか単なるファンの暴動かは分かりません。目撃者の証言もどこまで正確かが分かりません。
これでも首都は平穏という日本政府の見解は変わらないでしょう。
今回はサッカーがらみかも知れませんが、似たような状況が他の暴動でも起きる可能性があり、こういう風に撃ちまくってくるとすれば、駆け付け警護で重大な局面になる危険は否定できません。
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