イラク軍がモスル左岸を完全占領

2016.12.12


 alarabiya.netによれば、イラクの統合司令部は土曜日、対テロ部隊がモスル(Mosul)の左岸31地区の支配を取り戻したと言いました。

 彼らは最近の戦いの間に、大きな損害をイスラム国に与えた後、別の3地区で前進を続けます。

 統合作戦司令部は、彼らの部隊がモスルの橋から2km以内にあり、同盟軍の空軍がモスル東部でイスラム国の集団を破壊し続けているとも言いました。

 2日前、対テロ部隊指揮官のアブドル・ガニ・アル・アサディ(Abdul Ghani al-Assadi)はモスルを取り戻す軍事作戦の第一段階が開始後50日後に終わったといいました。

 彼は彼の部隊が残る数地区を占領した後で、モスルの左岸を完全に支配すると付け加えました。

 一方、治安当局筋は対テロ部隊がアル・ターミーン地区(al-Taameem)を攻撃し、イスラム国のメンバーを追い出すために激戦を行っていると言いました。


 時間はかかりましたが、それはイラク軍のいつものことです。とにかくも、東半分はほぼ手中に収めたといってよいでしょう。西半分も時間の問題であり、いくらドナルド・トランプが介入を止めようとしても、それはタイミングが許しません。一段落するまでは米軍の関与も続けることになるでしょう。



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