アレッポの反政府派が軍事同盟を変更

2016.12.3


 alarabiya.netによれば、シリアのアレッポ(Aleppo)の反政府派は、政府軍と同盟軍による残忍な攻撃から街を守るために「アブ・アブドルラーマン・ノウア(Abu AbdulRahman Nour)」が率いる新しい軍事同盟を認めました。

 新しい同盟はアレッポ軍(the Aleppo Army)とよばれ、自由シリア軍の下でシリア北部で闘う主要グループのジャブハ・シャミヤ反政府派(Jabha Shamiya)の指揮官が率います。

 ジャブハ・シャミヤの指揮官は、新しい同盟は決断プロセスの集中化を助けるだろうといいました。

 アレッポの状況はエスカレートしていて、政府軍はシリアで二番目の街を取りもどす大攻勢を勃発させてから15日間後でアレッポ東部の40%以上を占領しました。

 国連はロシアが負傷者を避難させ、医薬品と食糧をアレッポ東部に閉じ込められた民間人に届けるために、人道活動用回廊4つを設置するために活動しているといいました。

 アレッポの現場は悲劇的です。政府が主導した攻撃の後で反政府派が支配した地域のいたるところに死体があります。大多数は街から逃げ、留まった者たちは最小限の必需品もなく生きています。国際的なリポーターとジャーナリストたちはアレッポの状況を、政府軍の継続的な攻撃の中で絶望的であると説明します。


 この同盟が劣勢を挽回できるかはよく分かりません。増援が来た訳ではなく、指揮系統を整理したようです。それだけで、シリア軍の攻撃をどこまで食い止められるか予測できません。


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