反対勢力が南ス・コンゴ国境の街を支配

2016.12.5


 sudantribune.comによれば、南スーダンの反対勢力(SPLA-IO)は日曜日、彼らがイェイ川州(Yei River State)のラス・ロンボンゴ(Lasu\Lonbongo)を完全に支配したといいました。

 声明で、SPLA-IOのジョン・サンデー・マーティン(John Sunday Martin)は、彼らが装甲車を含む武器と弾薬を捕獲し、政府軍兵士を少なくとも16人を殺したといいました。

 彼はさらに、政府軍が隣国コンゴ共和国へ渡ったといい、彼らは現在、アバ地区(Aba)でコンゴ軍の保護下にあると付け加えました。

 反対勢力指揮官はさらに、土曜日にイェイ川州のコログル(Korogulu)の近くで衝突を報告しました。


 ラス・ロンボンゴの正確な位置は分かりませんが、南スーダン南部のイェイ川州、コンゴ国境付近の街です。

 コンゴと南スーダンの癒着が次第にはっきりとしてきていると思います。

 北部に拠点がある反対勢力ですが、南部でも最近、占領のニュースが続いています。反対に南スーダン政府側はこういう発表をあまりしません。そのため、正確な勢力判定は困難です。

 単に反対勢力の宣伝が上手なだけか、本当に反対勢力が支配地域を増やしているのかは明確ではありません。しかし、南部でも支配地域が増えれば、反対勢力が首都へ攻め上る可能性はあります。

 戦車や野砲、武装ヘリコプターを持つ政府軍をどうやって弱体化させるかがポイントです。対戦車ミサイル、対空ミサイルなどのハイテク兵器が手に入るかどうかが鍵でしょう。これらの兵器を持っていると知れば、政府軍兵士の士気も下がります。


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