アレッポの反政府派は総崩れか
alarabiya.netによれば、シリア軍と同盟する民兵は火曜日、アレッポ(Aleppo)の中央に位置するアル・シャアー地域(al-Shaar)を反政府勢力から奪い、地上戦を開始してから2週間足らずで包囲した飛び地の約4分の3を支配しました。
シリア政府とその同盟であるロシアは一方で戦火の街のための停戦を拒否し、反政府勢力の撤退と大規模な退去の中で軍事攻勢を続けました。
マルジャ(Marjeh)とマーディ(Maadi)への政府側の軍隊の重砲爆撃の中、アル・シャアーからの反政府軍は撤退したと、地元メディアの活動家、マフムード・ラスラン(Mahmoud Raslan)はいいました。数名のガンマンが殺されました。
「士気はどん底です」と彼は待ちに残されている反政府軍が支配する飛び地の中からいいました。
国営通信社SANAは政府がアル・カタージ(al-Qatarji)とカルム・アル・ダダ(Karm al-Dada)と共に、地域全体を占領したといました。
シリア軍が提供した地図は、すでに政府が支配したアレッポの地区に隣接する、素早く縮小した反政府派の飛び地、中心で先が尖った葉の形をした領域を示しました。
軍のメディアは、新しい獲得はアレッポ東部で政府が支配する地域を元の大きさの約73%に、約45平方キロメートルにしたといいました。
人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」も獲得を報告しました。
アル・シャアーは街東部の政府の包囲にとらえられた住民が利用できる少なくとも4つの病院を持っていました。しかし、地域の残された場所にあるこれらの病院は、政府の攻撃で爆破され、退避しました。
街東部の幅広い帯状の地域は荒廃します。
街を亡命するメンバー、イブラヒム・アル・ハジ(Ibrahim al-Haj)は、彼は少し前に政府側に落ちた地域にいたといいました。「(街は)完全に破壊された」と彼は言い、あと1分間長くいたら捕まっていたと付け加えました。
彼は、政府軍が先週末、最初に東部地区に移動してから、かつては人口密集地域が大きく荒れ果てたといいました。
政府は激しい航空攻撃を地上軍の前進に先行させました。
反政府軍の防衛は政府支持派の軍隊の対になった攻勢で崩壊しています。
シリア政府と同盟するロシアは火曜日、ロシアの外交高官が反政府派は戦いを止めて街を去らなければ一掃されるといい、包囲されたアレッポ東部の反政府派に厳しい警告を発しました。
シリア政府もアレッポであらゆる停戦を拒否し、それは反政府軍すべての街東部からの撤退を含まず、反政府派が再編成する機会のために休戦を使うのを許さないといいました。
アレッポ東部の大半がシリア政府側に奪われた形です。北部に残るクルド人の支配地域も危険にさらされているはずです。
だから、早くに介入して、シリア政府を倒しておけばよかったのです。アルカイダが来て、イスラム国が来て、ロシアも来て、ヒズボラまで加勢したら、少なくとも膠着状態になり、さらに彼らが勢いを増したら後退しかありません。
西欧諸国が良識とやらを働かせて、イラク侵攻の二の舞を拒んだら、結局はロシアの参入を招いたのです。おまけに、次期米大統領のトランプはシリアをロシアにあげてしまうつもりです。どうして、世界は平和のためにうまく軍事力を活用できないのでしょう。うまくやるのは利権がからんだ時だけなのでしょうか。
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