難航するシリア停戦協議
alarabiya.netがシリア停戦に関する協議について報じました。
停戦は金融日に始まるはずでしたが、今のところ実現していません。
金曜日、ロシアがトルコによるシリアへの地上軍の介入を議論するために国連安保理を召集し、ロシアとトルコの間の緊張は増えました。
フランソワ・オランド大統領(President Francois Hollande)はトルコ政府の増加する紛争への関与がトルコとロシアの戦争の危機を生んでいると言いました。
サウジアラビアのアデル・ジュビア外務大臣(Foreign Minister Adel Jubeir)は、サウジ政府だけでは決められないものの、シリア反政府派は地対空ミサイルを提供され得るとの見通しをあげました。
ロシア外務省はジュネーブの米ロ会合は互いに軍、外交当局者を帯同したと言いました。会合は国連特使ステファン・デ・ミストーラ(Staffan de Mistura)が参加するより広範な会合への道を開くことを目的としています。
記事は一部を紹介しました。戦況に関しても詳しく書いてありますが、停戦協議についてだけ書きました。
サウジの地対空ミサイルの話が気になりますね。シリア空軍機を狙い撃ちし、ロシア軍機も撃墜しかねないミサイルを提供すれば、ロシアが黙っていません。テロリストにハイテク兵器を渡した、我々がテロリストと戦っている間に、奴らを支援し、我々を背中から狙い撃ちしたと非難するでしょう。この話は危険すぎます。
ロシアはトルコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦が地上戦を示唆した中で、トルコだけを問題視しています。やはり、シリア北西部のトルコとつながりがあるシリア人反政府派をトルコが保護したがっているのが、アサド政権を守りたいロシアの利益と対立するのです。
今のところ、米ロはなんとか話を拡大しない方向で調整する意思はあるようです。両国のリーダーシップに期待するしかなさそうです。しかし、一体どういう結末になるのか……。
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