シリア停戦で米露が合意も実効性は疑問
alarabiya.netによれば、停戦違反への執行と対応が未解決という大きな疑問はあるものの、アメリカとロシアは土曜日に発効する新しいシリア停戦に合意しました。シリア政府と反政府派は取り決めを受け入れる必要があります。
停戦はイスラム国、アルカイダ傘下のアル・ヌスラ戦線と国連安保理がテロ組織に指定したその他の民兵は対象としません。しかし、シリアで戦いが止められなければならない場所、対テロ作戦が続くところは対象となります。
米国務省が公表した5ページの計画はどう停戦違反を特定したり、処罰するのかを棚上げしています。
シリア政府と反政府派は正式に計画を受け入れなければなりません。
停戦が金曜日までに成立しても、戦いは決して止まらないでしょう。
ロシアはテロリストとするもの(アメリカなどは穏健派の反政府派と民間人とするもの)を狙うとする空爆作戦を断行します。
記事は一部を紹介しました。長い記事ですが、どう見ても、すぐに保護されそうな停戦なので、書く気がしません。
米露の共同声明はこちらに載っています。
シリア軍と反政府派は停戦しますが、イスラム国、アル・ヌスラ戦線などとの戦闘は続きます。イスラム国はシリア軍と反政府軍両方の敵ですが、アル・ヌスラ戦線は反政府軍の一部とは協力関係にあり、一部とは敵対しています。
この停戦は支援物資を配送したり、負傷者を移送する程度の成果は生むでしょうが、内戦解決には遠い内容です。そう思えるので、これ以上書く気にはなれません。
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