シリア・イラクでイスラム国が減少か
military.comによれば、新しい諜報評価はイスラム国戦闘員の人数がイラクとシリアで減り、リビアで増加していることを示すと、匿名の米国防高官が木曜日に言いました。
当局者によれば、報告書はイラクとシリアに初期の20,000人〜30,000人以上に比べて19,000人〜25,000人であることを示します。新しく機密解除された数字は、米主導の同盟国の空爆がイスラム国に打撃を与え、両国内で領域を失わせていると主張する軍指揮官と他の国防当局者からのコメントを裏づけます。
しかし、イラクとシリアでの現象はリビアでイスラム国が2,000人から5,000人へ増加したことの一部を説明するかもしれません。
当局者はイラクとシリアでの軍事作戦がイスラム国戦闘員を殺し、この地域へ移動することや新兵徴用を難しくしているといいました。その結果、一部が領域が広範に統治されていないリビアに移動したようです。
アメリカと同盟国がより多くの兵士を地上に置き、空から監視するため、当局者は諜報界の民兵の人数を正確に数える能力が向上したともいいました。
alarabiya.netによれば、サウジアラビア軍は木曜日、王国は米主導の同盟国が必要とするなら、シリアで軍事作戦に参加する用意があると言いました。
「王国は(対イスラム国の)同盟国がシリアで実行することに合意できるあらゆる作戦に参加する用意があります」と軍報道官、アハメド・アル・アシリ准将(Brigadier General Ahmed al-Asiri)は「Al Arabiya News Channel」とのインタビューで言いました。
2014年以降、サウジアラビアは公式に65人の三カ国を持ち、シリアとイラクを広範に占領するイスラム国を空爆してきた米主導の同盟国の一員です。
アシリは別にサウジが主導するアラブ同盟の報道官です。アラブ同盟は3月以降、イエメンで空爆と地上作戦を行ってきました。
同盟国はイエメンの大半を占領し、イランに支援された反政府派フーシ(Houthi)との戦いでイエメン政府を支持します。
イランはシリアの5年間武装勢力と戦ってきたバシャル・アル・アサド大統領(President Bashar al-Assad)の主要な同盟国です。
サウジアラビアはより穏健な反政府派を支援しています。
記事はほぼ全部を紹介しました。
前にシリアとイラクからリビアへイスラム国が移動する可能性について書きましたが、それが現実的になっているのかもしれません。数字は誤差の範囲内ともいえるので、もう少し観察を続ける必要はありますが、イスラム国の北アフリカへの転戦は要注意です。
サウジが参戦を表明したのは大きな変化です。まずは空爆を行うのでしょうが、サウジの地上軍ががシリアに来たら、貧弱なイスラム国は大打撃を受けそうです。問題はサウジとシリアの間にイラクとヨルダンがあることで、両国がサウジ軍の通過を承認する必要があります。ヨルダンを横切ると少なくも直線で140kmを進む必要があります。行けない距離ではありませんが、負担にはなります。また、ヨルダンを通過したいとなると、ヨルダンも参戦という話になるかもしれません。とはいえ、地上戦はまだ現実的ではなさそうです。ロシアもサウジの地上軍は歓迎しません。イラクでの地上軍作戦は十分に可能性があり、ユーフラテス川沿いにシリアに向かう方法が考えられます。これにはイラク軍は北部の戦線に集中するとの利点があります。
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