イギリスがイラクに軍事顧問を増強

2016.3.12


 alarabiya.netによれば、イギリス政府は土曜日、イラク軍を訓練する任務を強化するために、さらに兵士を派遣すると言いました。

 マイケル・ファロン国防大臣は、さらに兵士30人が補給と橋建設の訓練を受けさせるために派遣されると言いました。この移動はイラク国内で訓練任務に就くイギリス兵の人数を300人にします。追加される兵士はバグダッド郊外のビスマヤ(Bismayah)とタジ(Taji)の訓練基地に派遣されます。

 ファロン大臣はイスラム国との戦いで確固たる進展があったと言いました。「ファルージャ(Fallujah)とモスル(Mosul)のような主要都市作戦の準備が進んでいますから、いまはイラク軍の訓練をステップアップする時です」「イギリスの空爆を3倍にするのと連動して、これは我が軍がダーイシュとの戦いで重要な役割を演じていることを強調します」と彼は言いました。イギリス軍のジェット機はイラクとシリアでイスラム国を攻撃しています。

 水曜日、イギリスの航空機、トルネードとタイフーンはイラク北部と西部で4回の攻撃を行いました。翌日、彼らは同じ地域で5回の攻撃を行い、武器貯蔵庫とイスラム国の陣地数カ所を破壊したと国防省は言いました。


 補給と橋建設で教官を派遣するということは、戦闘訓練については人員が足りているのかも知れません。モスル市内にはチグリス川が流れているので、イスラム国が橋を爆破した場合に備えて、橋のかけ方を教えるのかも知れません。

 準備は着々と進んでいるので、モスルが陥落するのは間違いがないのでしょうが、早くやって欲しいものです。でないとイスラム国は北アフリカに転戦し、先へ進んでしまうかも知れません。両方で活動していることを示すと、さらに志願者が集まります。イラクのイスラム国だけでも壊滅させなければ、彼らの威光は高まるばかりです。だからスピードが必要なのです。

 軍事顧問だけでも、少し増強するだけで300人になるのです。戦争をするのではなく、やり方を教えるだけで、これくらいの人数がいることは、記憶しておくべきです。自分で戦闘をすると、すぐに怪我人も出ます。その対処のための人員もいります。戦争というものは、大きな手間がかかることを忘れるべきではありません。世の中には安直に戦争を支持する人がいますが、それは誤りです。

 


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