ロシア軍の撤退後、シリア軍の活動は減少

2016.3.17


 military.comによれば、シリア軍はロシアが大半の空軍・陸軍資産を撤退させる意向だと発表してから大幅に攻撃を減らしたと、米当局者は水曜日に言いました。

 生来の決意作戦の統合タスクフォース報道官、スティーブ・ウォーレン大佐(Col. Steve Warren)は「我々は(プーチン大統領の発表に引き続いて)反政府軍に対する活動量に関して相当に多い縮小を見ました」と言いました。

 「(ロシアの動きに関して長期の影響を)述べるのは困難ですが」とウォーレン大佐は言いましたが、「一般的に言って、もちろん例外はありますけど、反政府派に対して多くの活動はありませんでした」。

 バグダッドから米国防総省へのテレビ記者会見で、ウォーレンはロシアが支援するシリア軍は東部シリアのパルミラ(Palmyra)付近のイスラム国に対する攻勢を継続していると言いました。

 人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は、シリア軍がパルミラ周辺を激しく砲撃していると報告しました。

 しかし、イスラム国とアル・ヌスラ戦線への攻撃は停戦の緩いガイドラインに違反しません。

 米軍とロシア政府はロシア軍の撤退のペースに関して大きく意見が異なりました。

 「我々はごく少数のロシア軍機、8機から10機くらいが出発するのを見ました」とウォーレン大佐は言いました。「我々はいくらかの兵士が異動するのを見ました」「大半の兵士は出発しませんでした。ロシア軍の撤退が発展するのかを言うのは時期尚早です」。

 声明で、ロシア国防省はプーチン大統領の発表の直後に別のグループが出発したのに続いて、水曜日に2番目の航空機の一団がシリアを去ったと言いました。同省の声明は2番目の航空機のグループはコメイミン空軍基地(Khmeimim)を離陸して、ロシア連邦領域の常置配備の場所へ向かっているといいました。数は示さずに、同省は航空機の第2グループは地上攻撃機Su-25、貨物ジェット機Il-76を含むと言いました。

 ウォーレン大佐はロシアが言葉と行動を一致させたと断言するのに慎重でした。

 「我々は彼らの戦闘力の大きな減少を見ませんでした。特に地上軍の戦闘力は動かないままです」「彼らの意図が何かを知るのは困難です。彼らの言葉と行動を比較し、我々は待ち、そして何が展開するかを見なければなりません」。


 記事は一部を紹介しました。

 シリア軍の活動が減ったのは停戦条件を守っているからで、特に変わったことをやっているわけではありません。ロシア軍も大して戦力を変えていないのですから、実質的には何も変わっていないということです。変わったように見せかけているということです。それだけです。これでシリア内戦が解決に向かうことはありません。

 


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