リビアのイスラム国対策で英仏が兵を派遣

2016.3.2


 alarabiya.netによれば、イギリスは約20人の兵士をチュニジアへリビアからの違法入国を止めるために送っていると、マイケル・ファロン国防大臣(Defence Minister Michael Fallon)は月曜日に言いました。

 「第4歩兵旅団の訓練チームが現在、チュニジア当局への支援で、リビアからの不法入国に対応するためにチュニジアへ移動しています」。

 イギリスはリビアで戦闘はしませんが、要請があり、イギリス首相の事前承諾がある場合だけ軍事上の助言と訓練を提供します。

 彼は他国の空軍に従軍するイギリス人パイロットがチュニジアでの任務に参加していることを否定しました。

 25日付けのalarabiya.netによれば、フランス人軍事顧問がイスラム国と戦うリビア軍を調整するのを支援していると、リビア軍指揮官が木曜日に言いました。

 「ベンガジのフランス軍のグループはリビア軍にコンサルタントを提供する軍事顧問ですが、彼らはリビア軍と共に戦いません」と特殊部隊指揮官、ワニス・ブカマダ(Wanis Bukhamada)は言いました。フランス政府のコメントはありません。

 フランスのル・モンド紙は水曜日、フランスの特殊部隊と諜報遊撃隊が米英と協力してリビアでイスラム国に対する秘密の戦争に従事していると報じました。フランス国防省はコメントを拒否しました。


 記事は一部を紹介しました。機能掲載するつもりで果たせなかった記事です。

 リビアでの対イスラム国の戦いに関するニュースを紹介しました。

 今後の展開としてはリビアが重要になります。すでにテロ攻撃を受けているフランスにとって、リビアは対岸にある国で、ここがイスラム国に占領されることは悪夢です。

 国が混乱し、石油資源もあることから、リビアは条件がシリアに似ています。

 イスラム国のリビア転戦を防げれば、イスラム国の勢力は衰えるかも知れません。シリアとリビアを占領できなければ、イスラム国の先行きに疑問が生まれます。国家もどきに過ぎないという印象が支配的になります。

 北アフリカからイスラム国が南下すると、アフリカ全体が攻撃の候補地になりかねません。

 こういう事態を防ぐために英仏が協力している訳です。こういうニュースが今後増えていくはずです。

 


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