性的サービスで買収された米大佐に有罪宣告
military.comによれば、サンディエゴの連邦裁判官は太平洋艦隊で活動を指揮した海軍大佐に、高級ホテルの滞在と売春婦のサービスと引き替えに、機密情報をマレーシア人の国防請負業者に提供したことで禁固46カ月を宣告しました。
ダニエル・ドゥセク大佐(Capt. Daniel Dusek)は軍最悪の贈収賄スキャンダルの一つで起訴される最高位の将校です。
また、金曜日には地区裁判官ジャニス・L・サマーティノ(District Judge Janis L. Sammartino)はドゥセク大佐に、レオナルド・グレン・フランシス(Leonard Glenn Francis)が彼の会社グレン・ディフェンス・マリン・アジア社(Glenn Defense Marine Asia Ltd)が3,400万ドル以上を過剰請求した計画を実行するのを助けるために、水上艦と潜水艦のスケジュール表を与えた件で7万ドルの罰金支払いを命じました。
ドゥセク大佐は法廷で彼の行動を決して許さないと述べました。
勧善懲悪の時代劇みたいな話はどこにでもあるもので、この事件はまさに典型的です。
大佐が裁判にかけられること自体が珍しいことです。軍事裁判でない点は少々気になります。米軍の軍法に贈収賄の規定はないのかもしれません。条文をいくつかの関連する単語で検索してもでてきませんでした。
どうでもいいような事件ですが、米軍でもこういうことが起こることは日本では報じられません。なので、あえてここで紹介します。
軍事について考えるとき、軍の周辺にいる民間業者の動きを意識しなければいけないということです。自衛隊にも同じことがいえます。
|