アラウィ派の村をアルカイダ等が襲撃

2016.5.13


 alarabiya.netによれば、シリアでアルカイダ傘下グループと反政府派の超保守派の戦闘員が水曜日、政府軍との激戦の後、バシャル・アサド大統領(President Bashar Assad)のアラウィ派の村を占領しました。

 活動家と国営メディアが報じたザアラ村(Zaara・kmzファイルはこちら)の占領は、村の多くの家族が行方不明になったことから、派閥の暴力が発生する恐れを起こしています。

 この展開は国際赤十字社が政府軍が包囲する遮断されたダマスカス郊外へ、ほぼ4年の間で最初の支援を運ぶことになっていた時に起こりました。

 国際赤十字委員会はシリア・アラブ赤十字社と国連との協力で、人道援助をダラヤ(Daraya・kmzファイルは こちら)に運ぶことになっていたと、国際赤十字委員会の報道官、パーヴェル・クライジーク(Pawel Krzysiek)は言いました。

 それは2012年11月以来、国家に反逆するダラヤに送られる最初の支援です。

 国連はこの郊外の現在の人口は4,000〜8,000人だと見積もります。

 人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は、民兵が村を占領した後、家族がザアラから消えたと言いました。

 アル・ヌスラ戦線(the Nusra Front)と知られるアルカイダの一派と共に、ザーラ襲撃に参加した強硬派にはアーラー・アル・シャム(Ahrar al-Sham)とフェイラク・アル・ラーマン(Faylaq al-Rahman)を含みました。

 国営メディアはテロリストが何人かの村民を殺し、その他の者を誘拐し、彼らがザアラの多くの家を略奪し、破壊したと報じました。


 記事は一部を紹介しました。

 ザアラ村はラタキア州ではなく、ホムス州にある村のようです。ラタキア州はロシアの支援で近寄りにくいので、こちらを選んだのでしょうか。非常に抜け目のない行動に見えます。

  アルカイダ等の一部テログループは休戦協定と関係がなく、アサド大統領に圧力を加えるために、こうした行動に出たのです。

 


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