卒業式で軍服着用を認める米高校は少数
自衛官が制服を着て式典に参加できないことでお嘆きの日本人へ。military.comによれば、アメリカでも同じような問題が起きています。
Military.comは今週、最近、起訴訓練を終えた高校生が卒業式に軍服を着られる州法をニューハンプシャー州が最近可決されたことを報じました。
同州は特権を付託される唯一の州として、ペンシルヴァニア州とカルフォルニア州に加わります。
ニューハンプシャーの州法のための努力はブランドン・ガラブラント海兵伍長(Lance Cpl. Brandon Garabrant)の母親、ジェシー・ケリー(Jessie Kelley)によって導かれました。
ガラブラントはコンヴァル・リージョナル高校の2013年度卒業式で軍服を着用しようとして戦い、不成功に終わりました。彼は2014年6月20日にアフガニスタンで職務中に死亡しました。
5月に、ミーガン・ハワートン二等兵(Pvt. Megan Howerton)はイリノイ州のマクヘンリー・ウェスト高校(McHenry West High School)の卒業式で、式典の直前に海兵隊の礼服で卒業証書を受け取りたいと頼んだとき、参加することを許されませんでした。
制服の上にガウンを着けなければならないと言われた時、彼女は参加しないことに決めました。
声明において、シカゴ海兵隊徴募所は学校の立場を尊重しました。
彼らは、卒業は学級の学業の達成を認め、その施設における学級の最終的な時であるため、学校はそれ自体の規則を作らなければならないと信じます。
記事は一部を紹介しました。
確かに卒業式は学業を完了させる儀式だから、卒業式用のガウンを着用するのが常識的だと思います。これから軍人として生きるので、その姿を見て欲しいという気持ちは分かりますが、それだと学業について無視しているように見えてしまいます。
日本では自衛隊の制服を着て卒業式に出る事例は、勤務しながら二部制(夜学)の学校に通った場合にあり得そうです。学校がどう対応しているかが分かりませんが、学校の方針を尊重すべきだという点は賛成です。
成人式で制服を着た自衛官が参加を拒否される事例が過去にはありましたが、現在は解消されているようです。成人式は卒業式とは別の儀式で、政治的でもない行事ですから、これは着用は問題ないと思います。
しかし、こうした問題は常に議論する余地を残しておく必要はあります。社会情勢がどう変わるかは分からないことですから。
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