イラク軍がファルージャ中心部を占領

　military.comによれば、イラク軍特殊部隊が金曜日にファルージャに侵入し、街の大半を奪還しました。

　閉じ込められていた大勢の住民は逃げるために民兵の退却を利用し、一部は安全のためにユーフラテス川を泳いでわたりました。

　住民はイスラム国戦闘員が彼らを街の中に閉じ込めた検問所数カ所を放棄しても恐ろしい脱出を説明しました。

　川では、人々が詰まった若干のボートが水の中でひっくり返りました。

　他の者たちは数人を殺した隠された爆弾が仕掛けられた道路を慎重に進みました。

　イスラム国は人々がジハーディストの家族を一緒に連れて行く場合だけ、彼らが立ち去るのを認めました。

　５月後半に攻勢が始まって以降、数週間の激戦のあと、街の大半でイスラム国の防衛線が急に崩れたように見えました。

　金曜日朝早く、イラク軍は市中心部へ穴を開け、激戦に遭いました。

　しかし夕方までには、特殊部隊指揮官ハイダル・アル・オベイディ准将（Brig. Haider al-Obedi）は、部隊が街の80％を支配し、イスラム国戦闘員は現在、街北端の四地区に集中していると言いました。

　金曜日夜、ハイダル・アル・アバディ首相（Prime Minister Haider al-Abadi）は統合指揮所から国営テレビに話し、兵士に勝利についてお祝いを述べました。

　「我々はファルージャを解放すると約束し、それは国家の腕の中に戻りました」と彼は言いました。

　「イラク軍は市内部で支配を強化しており、数時間以内に相当される必要がある包囲地域がいくつかあります」と彼は言いました。

　初期の数時間、特殊部隊はファルージャの中心部、武器庫と司令部として民兵が拠点として使うアル・ナザル地区（al-Nazzal）へ侵入したと、アル・オベイディ准将は言いました。

　米主導の同盟国とイラク軍の空軍の航空支援に援護され、部隊は午前６時頃に市内へ移動できました。彼らはイスラム国に放火された地方自治体の事務所、警察署、その他の政府ビルを含めた主要な政府施設を占領しました。

　「イラク軍は現在、市中心部にあります。彼らは2014年初頭からそこにいませんでした」と准将は言いました。

　イスラム国戦闘員はまだ中央病院付近を保持していると准将は言いました。

　日中と夜を通して、イラク軍は病院を包囲し、隣接する建物の狙撃兵と戦いました。

　しかし、彼らは患者が中にいて、民兵が人間の盾として利用することを恐れ、建物を襲撃することを躊躇っていました。

　一方で部隊は、政府施設とバグダッドへつながる街西部の幹線道路を含めて、奪還した地域からIEDを除去していたと、准将は言いました。

　支援グループは数週間前に攻撃が始まった時、民間人50,000人がファルージャの中に囚われていると見積もりましたが、その後、30,000〜42,000人が逃げたと言います。

　彼らは主に街周辺の地域で難民キャンプにいました。

　ノルウェー難民会議（The Norwegian Refugee Council）は、街を逃れた数千人以上がキャンプでサービスを圧倒して、大勢が外で眠り、飲料水が不足していると言いました。

　グループは69歳のファルージャ住民が、木曜日の夜に隣人が彼らが検問所を明け渡し、食糧と燃料を積んだ車輌で走り去ったのを見た時、イスラム国戦闘員が突然、多くの通りからいなくなったと言ったと述べました。

　住人のアリ・アル・モハマディ（Ali al-Mohammadi）は、彼は子供数人を含む数十人以上の親族と共に金曜日に逃げたものの、イスラム国戦闘員がファルージャの西端に沿って配置されるイスラム国戦闘員に出会ったと言いました。

　民兵は彼らを殴打し、追い返すために空へ発砲しましたが、最後には群衆が増えると、戦闘員は折れ、彼らが小さなボートで渡河するのを許すようになりました。

　29歳のアル・モハマッディ（al-Mohammadi）は、彼は川の反対側へ行ったもの、他の者と共に泳いで渡ったと言いました。

　彼は泳ぐ最中に、２隻のボートが転覆し、乗っている者を水中に落とすのを見ました。

　彼らは全員が岸に着いたようで、一部は持ち込んでいた浮き輪を使ったと、彼は言いました。

　他の者たちは南方へ街の外へ通じる道路を逃げようとして、爆発物が埋められているのを見つけるだけでした。

　家族と逃げようとした32歳のモハメッド・イスマイル（Mohammed Ismail）は、道路上にいた民兵は彼らを止めるために空へ発砲したと言いました。

　「彼らは、我々と共に来させるために、彼らがダーイシュの家族と子供を連れてくるまで、我々を留め置こうとしました」と彼は言いました。

　「我々が立ち去る対価は、彼らの家族を我々と共に運ぶことでした」。

　夜明け前の暗闇の中、イスラム国戦闘員は爆発物を通り過ぎて彼らに道を進ませました。

　しかし、群衆がイラク軍の支配地域に着く前に、一つの地雷が爆発し、少なくとも２人を殺すのを見たとイスマイルは言いました。

　そこで、イラク軍は女性と子供を若い男から引き離し、それから逃走する民兵を見つけるために尋問をしました。

　記事は一部を紹介しました。

　とりあえず、ファルージャ奪還の目処はついたようです。

　かなりのイスラム国戦闘員が脱出したらしいことは心配ですが、細かいことを言っても仕方がないでしょう。後はシリア国境までイスラム国の掃討を続けるだけです。逃げた者はいずれ捕捉できるでしょう。

　長い戦いの一つが成就しようとしています。