モスル攻勢の前線付近に西欧軍が進出か?

2016.6.2


 alarabiya.netによれば、米主導の同盟国の隊員が日曜日に開始されたクルド人のペシュ・メルガによるイラク北部でのモスル(Mosul)を奪還する新しい攻勢の前線付近で確認されました。

 ロイターの記者は前線から数マイル東のハッサン・シャミ村(Hassan Shami)の外で、装甲車に荷物を積み込む兵士を見ました。

 彼らはその場にいる人たちに写真を撮らないようにいいました。

 彼らは英語で話しましたが、国籍は不明でした。

 ロイターは先に、彼らがアメリカ人だと報じましたが、公式に確認されませんでした。

 バグダッドに拠点を置く同盟国の報道官、スティーブ・ウォーレン米陸軍大佐(Army Colonel Steve Warren)は「米軍と同盟軍はクルド人のペシュ・メルガを助けるために助言と支援を行っています」といいました。

 彼はロイターが目撃したのがどの国の者かを確認できないといいました。

 一部の軍隊はカナダの紋章、楓の葉の記章を着用していたと報じられるとき、「彼らはアメリカ人かも、カナダ人かも、その他の国籍かも知れません」と彼は言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 想像している以上に、同盟軍が前線付近まで出ていることが分かる記事です。他にもシリアのラッカへ向けた前進にも同盟軍がかなり参加しているとの記事もあります。戦闘活動というよりは、空爆の要請や情報収集などが任務でしょうが、イスラム国壊滅へ向けた動きが進んでいることを示す情報として記憶しておくべきです。

 


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