シリア軍がラッカへ向けてさらに前進
military.comによれば、ロシア軍はアメリカが支援するシリアの反政府派を攻撃目標としたという米国防総省の告発を否定し、アメリカが彼らの位置を警告することができなかったと言いました。
ロシア国防省報道官、イゴール・コナシェンコフ少将(Maj. Gen. Igor Konashenkov)は、6月16日に攻撃目標となったこの地域は、先にアメリカが反政府派の支配されていると指定した位置から300km離れていたと言いました。
国防総省はロシア軍用機がアル・タンフ(Al-Tanf)でイスラム国と戦うシリア反政府軍を攻撃したと言いました。
コナシェンコフ少将は19日の声明で、ロシア軍は計画した攻撃について事前にアメリカに警告したものの、国防総省が反政府軍の座標を提供することができなかったと言いました。
土曜日の国防総省とのテレビ会議は建設的だったと付け加え、調整の向上と事件を避けたいという共有する願望を反映しました。
alarabiya.netによれば、シリア軍はイスラム国が占領するタブカ空軍基地(Tabqa air base・kmzファイルはこちら)へ10km以内に前進しました。
シリア軍に同行するシリア人ジャーナリストのイヤド・アル・ホサイン(Eyad al-Hosain)によれば、シリア軍は近くのサワラ油田(Thawra)をイスラム国から奪還しました。
活動家は、日曜日の政府軍の攻撃は空軍基地の北5マイル(8km)のタブカ市に対する航空作戦により達成されたと言いました。
活動家グループ「Raqqa is Being Slaughtered Silently」はジェット戦闘機がクラスター爆弾で街を攻撃して、少なくとも10人を殺したと言いました。
ラッカ(Raqqa)から45kmのタブカ空軍基地は、イスラム国の首都に対する政府の作戦上で、戦略的、象徴的な価値をもちます。
それはイスラム国が占領する前、ラッカ州の政府軍が最後に保持する場所で、2014年8月に彼らがビデオで記録した大量虐殺で、大勢の拘束された兵士が殺されました。
記事は一部を紹介しました。
アル・タンフの場所が正確に分かっていません。同じ地名が南部国境地帯にありますが、確信が得られません。ここにイスラム国がいるのかも疑問です。
空爆の件は、米露のどちらに問題があるのか疑問ですが、なんとなくロシアが誤魔化しているようにも思えます。
タブカ空軍基地からタブカダムまでは11km程度です。ダムをダッシュすると、ラッカ攻撃の足がかりが固まります。反政府側の準備がどこまで進んでいるかが気になります。
米露がラッカ攻略で争い、結果としてイスラム国が利益を取るような事態だけは避けたい。
|