キール大統領が外務副大臣を解任
sudantribune.comによれば、サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)は、外務副大臣が先週の新たなる紛争の余波を理由に追加の軍隊を送ることを決めた地域機構の会議に参加した後で、外務副大臣と国際協力を退けました。
シリノ・ハイテング外務副大臣(Cirino Hiteng)は火曜日に国営テレビ局、南スーダン放送社「SSBC」が読み上げた大統領令で解任されました。
大統領令は21ヵ月の紛争を終わらせた和平合意に基づいて4月に国家統一のための暫定政府の内閣に参加したハイテングを解任した理由をまったく示しませんでした。
解任された副大臣は彼らの派閥に与えられた3人の大臣の一部として、元抑留者(Former Detainees: FD)のリスト上で指名されました。
FDで保たれたその外の地位は、ハイテングの上司、デング・アロア・コウル外務大臣(Deng Alor Kuol)、ジョン・ルク・ジョク運輸大臣(John Luk Jok)です。
キール大統領によるハイテングを解任する決定はFDの指導層により公に非難されませんでしたが、彼らの支持者は和平合意違反と非難しました。
キール大統領には特定の派閥の勧告なしに、自分の派閥に属さない大臣を解任する権限がありません。
ハイテングは月曜日、IGAD諸国大臣の臨時会議の間、ナイロビで南スーダンの代表を務めました。
会議は南スーダンでの紛争の最も新しい勃発を議論しました。
キール大統領とマシャル副大統領の間の和平を中か否かした地域機構は新国家に軍事介入をほのめかすコミニュケを発表しました。
キール大統領は提案に反発し、1人の兵士も望まないと言いました。
しかし木曜日、ウガンダ軍数千人が南スーダンへ越境し、首都ジュバへ行進するのが見られました。
記事は一部を紹介しました。
FDは南スーダン国家安全保障局に拘束され、後に国外追放されたメンバーのグループで、グループ10(Group 10)とも呼ばれ、反政府派としてSPLM FD/G10とも表記されます。和平合意(和平合意書はこちら)により政権に入れることが決められたのですが、キール大統領にとっては目の上のたんこぶ。IGADの緊急会合で自分が気に入らない決定をしてきたので、早速、解任したというわけです。
和平合意違反は明白で、今回の衝突がキール大統領首謀だったことを、さらに裏づける証拠となります。派閥間の衝突を防ぐために、各派閥から閣僚を出すことにしているのが無になるからです。
ウガンダは南スーダンの南で国境線を接しており、最も近い幹線道路を使うと、首都の東に至るのですが、ここには川があり、橋は少数です。西から近づくと、かなりの遠回りをすることになります。川の深さが分かりませんので、ウガンダ軍がどちらのルートを使うのかは判断しにくいところです。
「キール討つべし」の環境が次第にできあがりつつあるように思えます。さらなる戦闘は避けがたいでしょうが、戦争の最終到達地は明白になったので、そういう意味では今後は道筋が読みやすいかも知れません。
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